感覚をつかむ、みがく Selpit(セルピット)

自分が感じたこと・色んなことを研究するブログ

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」やっとみれた:感想・レビュー

ずっと見たかったスラダン映画、ネフリでようやく見れました!

感想を一言でいうと、「試合より、人間ドラマメインだな」って感じでした。

ジャンプ連載時から何年?あんま覚えてないけど30年ぐらい経ってるのかな?

井上先生自身も人生の振り返りをしている年代ですから、何かに向かってガムシャラに頑張っているというよりも、人生自体を思い出しながら作った感じですね。

以下、スラダン世代だけどあんまり覚えてないアラフォーのネタバレありきの感想になります。

 

宮城って沖縄ルーツなの?

冒頭シーンで、「え!?沖縄!りょうちんって沖縄ルーツなの!?」とびっくりしました。友達曰く「宮城だから」で分かってたぽいんですけど、そういうもん?「金城」とかなら分かるけど、宮城もそうなんだね(^^;)知らんかったー。

後は彼のキャラクターについて、見た目がチャラい割に面倒見がいいというか、やけに大人っぽかったのは家庭環境によるものだったのね…と納得。

あと彼の独特のチャラさも沖縄のアメリカ文化から来てるものだったのか…っていうのも色々納得。

 

CGの動きに違和感?名シーン削りすぎ?

CGの動きについては賛否両論あるみたいですね。

アニメで在りながらリアルに寄せ過ぎている為か、重量感がない「ぬる~」とした動きがところどころあって、CGっぽい違和感は正直ありました。

でもド派手なアクションじゃないからこそ難しいのかな~とも思います。

派手に見せようと思えば違う演出も出来たと思うけど、あくまでこれは高校生の試合で、その時の選手のマインド的なものを見せたかったから、現実的な描写にこだわったのかな、と思います。だからこそ試合中のシンドさとか、苦しさとか、成功した時の楽しさとかは伝わってきますね。

この映画を絶賛している人は、部活とか凄い頑張った経験がある人だと思います。

逆に泥臭い経験がない人は共感できないと思うし、もっと派手で爽快感のあるシーンが見たかったんじゃないかな?(ハイキュー!!みたいなさ)そういう意味ではあくまで現実を出してくるところが、アンチ俺TUEEEみたいなとこもありますね。

名シーンが削られている件については特に文句ないです。そもそもIHに出るまでが本編ですし、言い出したらキリがないしね。

 

山王工業側のドラマも凄かった

今回の映画で衝撃を受けたシーンは、実は湘北より山王工業側の方が多かったです。

特に一番ゾッとしたのは、敗北後に監督からの「負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる」というセリフの後に沢北が泣き崩れるシーン。

俺に「必要な経験」をください。

沢北が試合前に神社に手を合わせてそう願った時は「自分に必要な経験は勝利によって自信を得ることである」という確信があったはず。ところが自分を最強だと自負する彼にとって「必要な経験」は「敗北」だった…と。

それが監督の言葉と繋がった瞬間。

「あ、」からの涙ツーーーー。ガクッ。

伏線回収エグイって。

こんな形でその願い叶うんだ…って、一番衝撃受けました…。

こういうのって凄く後になって分かるもんだからさ、このシーンをここで入れるのは人生折り返してる人じゃないと無理ですよね。

ここは若い人には共感得られないと思うけど(してたらヤバいw)、リアルで読んでた中年世代には刺さるんじゃないかな~。

挫折とかムカつくことって、後になって「意味があった」と分かる時がくるんだよ。


とにかく山王工業の監督が凄かった

実はこの人がスラダンの中で一番凄かったかもしれん…。

あんまりセリフ覚えてないんですけど、ミーティングでの選手へのマインドセットがとにかく凄くて、強豪校ってやっぱ監督が凄いんだな…と感心したし、大企業がスポーツ強豪校の選手を取りたがった意味がやっと分かりましたね。

若い時からこういうマインドで目標を成し遂げてきた奴はそら社会でも結果出せるよね。こういうのが一流商社で年収何千万とか稼ぐんだろうなと思いました。

マインドセットってホント大事ですよね。この繋がりが見えたのも自分でゾッとしました。

hontonokoto.hatenablog.com

 

「ここまで来たら、どれだけ自分を信じられるかの勝負だ」

ここもうろ覚えなんですけど、後半2分切った頃にこんなこと言ってましたよね。
これも漫画読んでた当時は「ふーん」って感じだったど、大人になってこの言葉の意味が分かると、深すぎる。

実力が拮抗している場合は、「必ず自分が勝つ」と微塵も疑う余地がなく決めている方が勝つんですよ。つまり思考じゃなく神経という神に身を委ねた方が勝つということです。

これって精神論じゃなく、脳と人体の仕組みです。

詳しくは「右脳さん左脳さん」のネドじゅんさんの記事をご参照くださいw

hontonokoto.hatenablog.com

 


【おまけ】スラダン初見の人が引っかかるポイントも上げておきます。(by あんまり詳しくない友人からの質問)

このメンバーって結局仲いいの?

確かに原作読んでないと説明不足かも。

別に仲良くないけど、目的の為に信頼するしかなかった寄せ集めって感じかな?なんかその品の無さがこのチームの良さでもありますよね。

 

りょうちんと綾子の関係は?

作中ではりょうちんの片思いだけど、綾子もまんざらでもないという感じだったような。こういう男子の笑える片思いっていうのが当時のラブコメあるあるだったんだけど、現代は男女逆転になってる気がする。

 

ミッチーって何者?

これ視聴中に何回も聞かれましたw

確かに映画だけだとリョータにバスケ教えてたり、ボコってたり、意味不明なキャラかもしれん。

あと山王戦でミッチーだけ限界くるの早くて、それでも試合に出続けるしかないっていう状況も映画だけでは描き切れないよな~とは思いました。

これも因果応報なんだけど、彼はかつてのカルマを返しきったんですよ。

ミッチーは凄い偉かった人です!

 

以上が「THE FIRST SLAM DUNK」の感想レビューでした。

井上先生はかたくなに電子書籍出してないみたいなんで、上記みたいな疑問がある場合は漫画買いましょう!

映画だけで面白かったと思えるなら絶対読んだ方がいいです。

見え方が全然違うから色々びっくりすると思います!

花道のリーゼント時代から見てほしい!カワイイから!

【映画】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(感想)

アマプラ解禁されたので、やっと見れました〜!

感想:エグいというかおぞましい、あと親父がイケメン。

親父の顔は鬼太郎まんまだけど長身のスラッとした体系が妙に清潔感あって、女子はこういう男好きだよな〜と思いました笑

あとは声優さんの影響も大きくて、若々しいけど若者ではないというか親父の年齢不詳な感じと絶妙にマッチしてました。

 

ストーリーの見どころ

ストーリー展開は、目玉になる前の親父と銀行マン水木のコンビで、大手製薬会社の富の源泉である血液製剤「M」の謎を追うというもの。

二人で共闘しながら謎を解きあかし、鬼太郎出生まで繋がっていきます。

かなり陰鬱な話ですが、鬼太郎の一族である幽霊族の秘密や目玉の親父と鬼太郎の母親の関係など、本編では詳しく語られなかった(多分)ことも知れて面白かったです。

 

世界観は昭和×村ホラー

世界観は戦後日本が舞台で、もろ横溝正史犬神家の一族

昔、横溝正史にハマって色々読んでましたが、昭和初期の田舎のヤバい風習って不気味さが凄くてミステリー好きには堪らない設定ですね。

ストーリーの根幹としては戦後の日本の混乱や銭ゲバ成金への嫌悪、土俗的な田舎の風習への抑圧的な恨み、そういう因果が描かれていました。

 

封建主義へのアンチテーゼ

もう一人の主人公である水木はかなりの野心家です。そのモチベーションの源泉は戦争への嫌悪に見えて、実際は反戦意識ではなく「なんでこんな奴らの言う事聞かないといけないんだよ!」っていう封建主義への反発です。

だからこそ、「金さえあれば、権力があれば、こんな奴らと関わらずに自由に生きていけるんだ」っていう自由への渇望が水木にはあったようです。

 

ホラー要素としての評価

心霊的な怖さと言うより、サスペンス要素強めのおぞましさのが強かったです。

近親相○的な表現もあるので、手塚先生の「あやこ」とかあの辺の気持ち悪さが大丈夫な人は見れると思います(^^;)

胸くそ要素も強めなので人を選ぶ作品だと思いました。

 

昭和初期×田舎の村×ホラーサスペンスが好きな人におすすめの作品

ゲゲゲの謎の元ネタは「犬神家の一族」ですね。

個人的には2006年版がおすすめ!小説版も意外と読みやすいです!

 

八つ墓村」も横溝正史の人気作。あらゆる漫画や映画にオマージュされており、私は金田一少年の事件簿で知りましたw

 

悪魔の手毬唄」は小説版しか読んだことないので、映画版も見てみようかな。小説版はアンリミテッド対象です。

 

ひぐらしのなく頃に」も昭和(後半)×村×ホラーの鉄板要素満載。
私はヤンデレ苦手なんですが、こちらも人気作品ですね。

 

バリバリの心霊系が好きな人にオススメ

残穢」は呪い系の中でめちゃくちゃ怖かった。クオリティ高すぎる。

「怪怪怪怪物!」これはバイオレンス系。映像スゴかった。

怪怪怪怪物!(字幕版)

怪怪怪怪物!(字幕版)

  • トン・ユィカイ
Amazon

後半二つはめちゃくちゃ怖くて、もう見たくない(^^;)

 

 

ではでは~
面白かったらスター押してもらえると嬉しいです。

 

【映画】君たちはどう生きるか 感想(前半ネタバレなし・後半ネタバレ有)

ジブリ映画「君たちはどう生きるか」を見てきました。

宮崎駿「君たちはどう生きるか」IMAXでの同時公開が決定、ジブリ ...

感想:人によって受けとることが変わる不思議な映画だった。

明確な意図や社会に向けてのメッセージが込められているというわけでなく、不思議な展開に意味付けをすることは可能だけど、敢えて意味付けをしなくても見れる不思議な映画でした。

右脳派と左脳派で考え方や感じ方が全く違うものになるな~という感じです。

タイトルのように「君たちはどう生きるのか、それでいいのか?」という説教臭い投げかけはありません。

どちらかというと、相談される側の気分になります。

これ以上書くとネタバレになるので、ネタバレ無しの感想はここまで。

 

なんと!パンフレットは後日発売だそうです!

君たちはどう生きるか」のパンフレットは、劇場公開終了後に通販とTOHOシネマで販売されるそうです。

国語のテストみたいに「作者の意図を答えよ」的な正解を見つけようとせず、「それぞれで感じて、考えて欲しい」って事なのかな。

 

※ここからネタバレ有の考察です※

ストーリーの要約ではなく、映画を見た人向けの考察です。

 

続きを読む

【映画】※ネタバレ有・チェンソーマン アニメ2期「レゼ編」を見る前に要チェック!【レオン】

アニメ1期の最後に時期の匂わせがあり公開が待たれる「レゼ編」ですが、実は映画「レオン」から影響を受けているのでは?と思われる箇所が存在しています。

アニメ2期の公開は早くても2024年以降と予想されており、それまでの間に「レオン」を見たことが無い人は是非チェックしてみてください。

またレオンが好きな方も「レゼ編」との類似点を一緒にチェックしましょう~!

 

映画「レオン」とは

日本では1995年公開されたリュック・ベッソン監督の作品。 ニューヨークを舞台に、孤独な殺し屋と家族を殺された少女との愛の絆を描く物語。

登場人物

 

ストーリー

主人公のチルダは問題を抱えた家庭で育つ不良少女。

麻薬の密売人である父の横領が原因で、元締めのスタンによって一家は惨殺されてしまう。

チルダは買い物に出ていたことで難を逃れ、家族の死を間近で見ながらも他人のフリをしたまま同階のレオンに「扉を開けて欲しい」と助けを求める。レオンは悩んだ末にマチルダを迎え入れ保護する。

レオンは身寄りもなく、読み書きすらまともに出来ないため、雇い主のトニーの言われるがままに殺しの仕事をするしかない愚直な男であった。

チルダは復讐の為に殺しを教えて欲しいと頼み込み、レオンはしぶしぶ彼女の面倒をみることと引き換えに読み書きを教えてもらうことになる。

職業柄、他人と関わろうとしなかったレオンであったが、天真爛漫で愛らしいマチルダと暮らす中で二人の間には愛情と絆が結ばれていった。

その後、家族の仇が麻薬取締局の刑事であるスタンだと突き止めたマチルダは単身かたき討ちに乗り込むが捕まってしまう。

それを知ったレオンは命がけで彼女を救いに行くが…。

感想

「レオン」は90年代にカルト的な人気を誇り、ヒロインのマチルダのファッションは時を越えてリバイバルされるほどです。ストーリーも配役も演出も全てが最高であり、言葉にすると陳腐になってしまうほどカッコいい映画です。

 

チェンソーマン「レゼ編」との類似点

【ここからラストまで一気にネタバレ】アニメ派は注意!

  • チルダとレゼのチョーカー
  • 爆弾の安全ピン
  • 淡い恋心と師弟関係
  • 約束の場所に辿り着けなかった無念と悲しみ

 

チルダとレゼのチョーカー

チェンソーマン】レゼの強さや魅力を全てご紹介!|第2部でデンジの同級生に? - 漫画考察book-wiz

レゼと言えば首元のチョーカーが象徴的ですが、彼女のファッションもマチルダからインスパイアされたものだと思います。

チルダのチョーカーは太陽のモチーフですが、レゼは自信を爆破させて悪魔化するので安全ピンのデザインになっています

チョーカーの類似ぐらいなら単なる偶然かもしれませんが、「レオン」での爆弾の安全ピンは、ラストシーンにおいて重要なモチーフとなっています。

 

爆弾の安全ピン(※レオンのネタバレも含みます)

爆弾の安全ピンは、レオンが宿敵スタンを討ち取る際に渡した象徴的なアイテムです。

レオンはマチルダを先に逃がし、自分も脱出する寸前で待ち伏せしていたスタンに背中を撃たれます。

トドメを刺すために近づいてきたスタンに瀕死のレオンは「チルダからの預かり物だ」といって爆弾の安全ピンらしきリングを手渡します。

スタンは驚いてレオンの防弾チョッキをめくると体に無数の爆弾が巻き付けられており、二人はそのまま爆死します。

レオンは自分は無事に生きて帰れないことを予想して、事前に爆弾を仕込んでおいたのでしょう…(TT)このレオンの爆弾を捲きつけられた姿は、ボム化レゼのモチーフになっていると思います。

チェンソーマン】レゼの強さや魅力を全てご紹介!|第2部でデンジの同級生に? - 漫画考察book-wiz

レオンもレゼも、自分の身より目的を達成することでしか存在意義を見出せない孤独な存在でしたが、最後は二人とも愛する人の為に命を落としました…。

 

淡い恋心と師弟関係

レオンは殺しのプロですが読み書きが出来ないため普通の仕事に就けない世間知らずです。彼は自らを「子供だ」といいます。

それに反してマチルダは「もう子供じゃない、あとは大人になるだけ」といい、レオンから殺しの技術を習う代わりに読み書きを教えます。マチルダは自分を子供だと分かっているからこそレオンに認めて欲しくて一生懸命オトナぶっていました。

一方レゼは、世間知らずで学の無いデンジを学校に連れて行って、授業ごっこをしてあげたり、泳ぎ方を教えてあげます。

最後に分かる事ですが、レゼはスパイとして特殊訓練を受けているため本当は学校に通ったことはありません。デンジを落とすために普通の女の子のフリをしていたのです。

強いけど、読み書きもできないバカで孤独な男を救ってくれるのは、賢くてオトナ(ぶってる)女の子だけなのかもしれませんね。

ここはオマージュでなく、恋愛物におけるありきたりな設定かもですが(^^;)

 

約束の「あの店」に辿り着けなかった無念と、残された者の虚しさ

レゼの正体は爆弾の悪魔「ボム」であり、ロシアに飼われているスパイでした。

彼女はチェンソーマンを狙ってデンジに近づき、彼と激しい死闘を繰り広げるもデンジに敗北し、最終的にデンジに命を助けられます。

デンジは「レゼを好きになってしまったから、一緒に逃げよう」と提案します。(デンジもまたマキマに飼われいる為)

レゼは「逃げ切れない」とその誘いを断りますが、デンジはそれでも諦めずに「あの店で待っている」と伝えます。 レゼはそのまま国に帰還しようとしますが、デンジとの日々を思い出し、デンジへの気持ち(恋ですが本人はまだ認めてない)を確かめたくなって「あの店」に向かいます。

もう少しで「あの店」に着く寸前、レゼは待ち伏せしていたマキマに襲撃され命を落とします。

もう少しでデンジの元に辿り着くはずだったレゼのその視点、その瞬間、その場面が マチルダの元へ帰還するために脱出するレオンの視点と完全にリンクします。

レオンもまた前途の通り、脱出する寸前で待ち伏せしていたスタンに撃たれていますが、マチルダを逃がす際に「必ず戻るからトニーの店で落ち合おう」と約束していました。

これはレオンの視点。負傷しフラフラになりながら、暗く長い廊下からなんとか脱出しようとする。

音もなく忍び寄り、狙いすますスタン。

背中を撃たれて倒れこむレオンの視点は大きく揺れて崩れ落ちる。

 

レオンを見たことがある人ならここで「レゼ編」がレオンのオマージュであったと感じる人は多いと思います。

愛する人の元へ辿り着けなかった無念と、置いて行かれた側の虚無… 。

愛する人を思い、死んでいった孤独な二人の最後は号泣必至です。

 

残された側の二人のラストも植物がリンクしていますね。

デンジはレゼへの贈り物、マチルダはレオンの形見として植物を抱きしめています。

チェンソーマン】レゼが死んで辛い...【52話】 : ねいろ速報さん

映画『レオン』の撮影:カット分析 | カシャカメラ

自分の元へ戻って来てくれることを信じながらも、もう会えないことは薄々分かっている2人の表情は対照的。それぞれ埋められない穴を抱えたまま、生きていかねばならないのはリンクしてますねえ…(TーT)

 

チェンソーマン作者の藤本タツキさんが映画好きあることは有名ですよね。

私がチェンソーマンを始めてみたのはアニメでなく漫画でしたが、それでも「この人、相当映画好きなんだろうな」というのは感じました。

漫画の見せ方というか、話の流れや空気感が映画のソレなんですよね。

 

チェンソーマン「レゼ編」は5巻~6巻に掲載!

 

レオンの主題歌「Shape Of My Heart」も必聴です!

この歌は人生をポーカーに例えているんですが、歌詞を意訳するとこんな感じ▼

カードの意味は分かっているよ。

でもルールを知っていても人生はクレバーでポーカーフェイスでなければ勝てないんだ…。(俺は器用に表情を使い分けたり出来ない…)

心の形っていうのは、ハートのように単純な形なのか?俺のはそうじゃない。

(人の心を数字のように簡略化させて、分かったようなふりをしているのは賢いことなのか?俺はそうは思わない、そんな奴らが勝ち続けることなんて出来っこないんだ…)

資本主義社会に異議を唱える、不器用な男の敗北感や無価値感を感じさせる歌詞ですね~。まさにレオンみたいな男の歌ですよ~(TOT)

歌手であるスティングはイングランド出身であり、「Englishman in New York」では資本主義の権化みたいなNYを巧みにディスってます。アメリカの「金こそ正義」みたいな価値観にうんざりしてたんでしょうね(^^;)

またゲイリーオールドマンのクスリをキメる演技も有名で、あらゆる作品にオマージュされるほどのインパクトであり、この作品がどれだけそれ以降の映像作品に影響を与えているか見えてくるので楽しいですよ。

ナタリーポートマンの類を見ない美少女っぷりだけでも見る価値は十分あります。

今回の記事で「レオン」が面白そうだなと思ったら是非チェックしてみたくださいね~。

 

サクッと見るならAmazonでの視聴がおすすめ。

何回でも見れる作品なので、レオンだけはブルーレイ、DVDもおすすめです。

 

Amebaマンガなら40%OFFで購入できます!

大人気のチェンソーマン」二期まで待てない方は原作を一気読みしましょう~!

全13巻まとめて買うと5,472のところ、3,286Ptで買えるようです!

くわしくは、こちら!>

 

◆お得な特典◆

1.新規会員登録(無料)で100冊まで全部40%OFFクーポンを配布中!

※会員登録特典のポイント、クーポンなどは予告なく変更・終了する場合がございますのでご了承ください。

Amebaマンガ

 

面白かったらスターを押してもらえると嬉しいです。(^^)

ではでは、ナノムーンでした~!

【映画】もう一度観たくなる「ハウルの動く城」名シーンまとめ

こんにちは!ナノムーンです。

先日「ハウルの動く城」のDVDを購入し、好きすぎて何回もリピートしています。

LOEWE(ロエベ)とのコラボで再び盛り上がってるタイミングで、ハウルの胸キュン名シーンを一緒に振り返ってみましょう~(^^)

 

ハウルの好きなシーンまとめ

空中散歩シーン

©スタジオジブリ

ハウルといえばこのシーンですね。

この物語が「不思議なイケメンと真面目少女のラブストーリー」なんだなっていうのを、序盤できっちり表現されていると思います。

公開前のCMにもたくさん使われていたのを思い出します(^^)

しかし、困っているところを助けてくれた人が超絶イケメンで、さらに突然空に飛んで、空中散歩で送ってくれるとか…!

これは好きになるしかない展開ですよ!

 

アンニュイなお疲れハウルが良い

©スタジオジブリ

勝手に上がり込んだソフィに、気だるそうに「あんた誰?」と聞くシーン。

仕事(戦争)から帰ってきたハウルはかなりお疲れの様子。

そこで見慣れない女性がカルシファーを使って勝手に料理を作っている。

色々突っ込みたいけど、とにかく疲れているので、気だるそうに「あんた誰?」って聞く時の流し目が美し過ぎて、怖さとトキメキがガッチャンコして、ソフィじゃなくてもハワワ…!となっちゃいますよね。

儚い系イケメンのエロさが爆発するシーン、良いです。

 

ハウルが朝食を作るシーン

©スタジオジブリ

「貸しなさい」と言って、ソフィと調理を代わるシーン。

ハウルの何でも分かってる感とか、余裕の態度と気怠さがカッコ良すぎるのよ!

そして色男すぎるハウルに、ソフィおばあちゃんがドキドキして流されちゃうとこがカワイイ!

これおばあちゃん姿だから微笑ましく見れますが、少女姿のソフィだったら、胸キュンすぎて悶絶してまいますね…。

こんな序盤で見てる者の心臓を食べてしまうハウル…強すぎます。

 

王に扮して助けに来るシーン

©スタジオジブリ

偽物とはいえ、姿勢が良くて大変逞しいです。サリマンにバレても礼儀正しい態度が大変よろしいです。

どんな時でもカッコいいハウル、最高ですね。

 

王宮から飛行機で逃げ出すシーン

©スタジオジブリ

ソフィの無茶苦茶な運転にもあわてず、余裕のある佇まいは最強です。

その後、ソフィを逃して自分だけが囮として離脱するシーンは、ナウシカのオマージュですかね。

©スタジオジブリ

爽やかにオーライのハンドサインを送るハウルと、マスクをとって余裕だよ!というポーズで仲間を逃がすナウシカは瓜二つです。

ソフィの「ハウル〜!」とミトの「姫さま〜!」も被せてあるな~と思いました^^

そういえば、ナウシカハウルって対になる存在ですね。

何でもできる魅力的な主人公であるとこは共通ですが、ナウシカは強く真っ直ぐな少女であり、ハウルは弱くて情けない大人の男性w

しかし、ハウルみたいなダメダメな色男に弱い女性は多いのではないでしょうか^^

ソフィへの露骨な愛情表現が尊い

©スタジオジブリ

「ソフィの部屋も作ったんだ!着替えも買っといたから後で見て!」

このさりげないセリフにソフィへの想いが溢れてて好きです。

好きな人の為なら何でもかんでもやってあげるトコとか、小さい男の子みたいに「見て見て!」っていう無邪気さとか、あざと過ぎるでしょ!

最初のアンニュイなエロさどこ行った!?

巧みなギャップ萌えまで使うとは、駿、恐るべし。

さらに、

「ソフィへのプレゼント、どうぞ」と花畑にエスコートするシーンも最高です。

私もイケメンと美しい湖畔の花畑でデートしたい。

 

ソフィへの愛が爆発するハウル

©スタジオジブリ

イケメンの愛に溢れたまなざし…、尊いとはこのことでしょうか。

「戦ってはだめ!逃げましょうハウル!」

「なぜ?僕はもう十分逃げた。

ようやく守らなければならない者ができた。

君だ。」

そして戦地へ飛び立つハウル…カッコよし男かよ…!

この映画は、一貫してソフィ目線で語られているため、映画を見終わった後は、殆どの女子がソフィと一緒にハウルに恋するように作られてると思いました!

 

カルシファーの好きなシーンまとめ

カルシファーとソフィの最初の会話

©スタジオジブリ

カルシファーの人懐っこくて怪しい雰囲気が可愛い。

「オイラは火の悪魔なんだ!」って自分から正体をばらしてしまうとこが素直で可愛いです。

「僕はかわいそうな精霊なんだ!」とか言っとけばソフィも同情して助けてれたかもしれないのにw

 

ベーコンエッグ焼いてるとこがカワイイ

©スタジオジブリ

カルちゃん、たまごの殻美味しい?

しかし、このベーコンエッグは何でこんなに美味しそうに見えるんだか…。

私は子供の頃ラピュタの卵焼きのせパンはめちゃくちゃ真似して作りましたが、これを見て料理に目覚めた子供多いんだろうな~と思ってみました^^

 

ソフィの掃除中に巻き込まれて消えそうになるシーン

©スタジオジブリ

カルシファーがおしり(心臓)をぷりぷりさせながら炭にへばりついてるシーンが可愛すぎて辛いです。お尻(心臓)が可愛いwwww

 

ソフィの好きなシーンまとめ

過去から戻って涙が止まらないシーン

©スタジオジブリ

ハウルはずっと待っててくれたんだ」

自分が過去に行って、「二人を探し出すから待っていてほしい」と約束したから、ハウルもソフィを探しながら待っていたのだと理解した時は、一緒に「そうだったんだ〜!」となってグッときますよね。

駿の思惑通り、まんまとハウルを好きになってしまった私も切なくなりましたよ。

 

荒れ地の魔女の好きなシーン

階段を上らされながら会話する魔女

©スタジオジブリ

サリマンのところへ登城する荒地の魔女は、全部カワイイです。

私は呪いはかけられるけど、解けない魔女なの。あはは、失礼〜。

と、輿の中からソフィを煽る、意地悪な感じ!

めっちゃ好きです。

「アンタ~、がんばんなさいよ!」と声掛けするソフィとの会話シーンもかなり良いですよね。

「ちょっと待ちなさいよ〜」

「呪いの解き方思い出したの?」

「だから…、それは…、しらないっ!」

の言い方が可愛い!美輪明宏さんがハマりすぎてるし、この言い方天才すぎる!

 

【オマケ】ナンパ兵もイケメンなんだが

©スタジオジブリ

序盤に出てくる兵隊さんもイケメン過ぎませんか?

モブとは思えないぐらいキャラ立ってたと思います。

私なら、全然お茶行きますけどね。キリッ!

 

ハウルを好きになる名シーンを集めてみましたがいかがでしたか?

現在、LOEWEとのコラボで再注目を集めているハウルですが、初めての方はもちろん、以前に見られている方も久々にハウル観たくなりませんか?(^^)

ハウルの動く城の視聴法は、DVDか地上波放送のみとなります(><)

Amazonでも中古があるので、DVDを買って観ましょう~!楽しいですよ~!

ではまた~!

 

こちらの記事では「ハウルの呪いの謎」について深堀考察しています。

hontonokoto.hatenablog.com

 

 

ロエベ×ハウルのコレクションページはこちら

www.loewe.com

全ての画像は©スタジオジブリハウルの動く城」公式サイトより常識の範囲内でお使いくださいとのことで引用させていただいております。

【映画】※ネタバレ・ジブリ映画「ハウルの動く城」の謎に迫る!【解説・考察・ネタバレ】

©スタジオジブリハウルの動く城」公式サイトより

こんにちは!ナノムーンです。

ロエベとコラボで盛り上がってる「ハウルの動く城」ですが、改めて見ると本当に魅力的な物語であり、いまだに人気なのも納得できます。

そこで、「ハウルの動く城」に隠された難解なストーリーや、ハウルの正体などをネタバレ込みで考察してみました!

ハウルの正体は鳥人間?

サリマンがソフィに「ハウルの正体を見せましょう」と言い、ハウル鳥人間に変わっていくシーンがあります。

サリマンは「ハウルの正体は醜い鳥の化け物なんだぞ!」と突き付けましたが、これは本当なんでしょうか?

この謎を考察&解説してみます!

何故、ハウルの正体は鳥人間なのか


©スタジオジブリ

ハウル鳥人間になる理由はいくつか挙げられます。

  • 自らの魔法で変身している
  • カルシファーとの契約で化け物の力を得た

何となく見ているとこう取れますが、その他にも恐ろしい可能性が考えられます。

鳥人間の姿はハウルにかけられた呪いである


©スタジオジブリ

ハウル鳥人間姿は、魔法による呪いです。

何故なら、サリマンの「彼にかけられた呪いの解き方を教える」という発言があったため。

また、ハウル鳥人間の姿から戻れず苦しんでいた夜にソフィが「あなたに掛けられた呪いを解きたい!」と伝えていることからも、ハウルの醜い姿は呪いであることが示唆されています。

では、何のためにハウル鳥人間の呪いが掛けられたのでしょうか?

呪いが掛けられた理由


©スタジオジブリ

犬のヒンが元人間でありサリマンの使い魔になっていることからサリマンは自分の虜にした男を支配して使い魔にすることができる魔女だと言われています。岡田斗司夫さんの解説より引用)

しかしハウルは心をカルシファーに預けている為「心ここに在らず」で、彼女の魔力には心酔せず、精神コントロールから逃れられたのではないでしょうか。

サリマン先生が自分に仕えさせる小姓たちを幼いハウルに似せていることから、ハウルが自分の魔力で虜にならなかった唯一の男であったことへの強い執着を感じられます。だからこそ、可愛さ余って憎さ百倍で呪いをかけたのでは?とも考察されます。

軍事兵器として改造された可能性

戦闘に参加するハウルが黒い鳥人間に変身するのは、魔法学校時代に生物兵器にされたからだとも考えられます。

ある戦闘でハウルは空飛ぶ魔物に襲われ、その化け物の事をハウルは「同業者に仕掛けられた」と言います。

それに対してカルシファーは「そいつら、人間には戻れないだろうから後で泣くことになる」と言い、ハウルは「泣くことすら忘れるだろうから平気だ」と切り捨てます。

「人間には戻れない」ということは、彼らは魔法で変身した人間であり、
その変身には理性を無くしてしまう副作用があるとわかります。

つまりこの戦争下では、人を化け物に改造する残酷な魔法がまかり通っているということです。

このことから、ハウルもまたその犠牲者であり、実験体であった可能性は高いのではないでしょうか。

現実の戦争下でも、ナチス政権による非道な人体実験の数々や、冷戦下でのアメリカのMKウルトラなどの洗脳実験があります。またヨーロッパでは(多分フランス)では兵士にAIチップを入れ込むことでAIの判断で動くロボット兵士が開発されています。

どれも非人道的であり恐ろしい人体実験ですが現実にあることです。(戦中では日本やそれ以外の国でもあらゆる人体実験は行われています)そういった人間の非道性を「呪い」と称して匂わせている気がします。

ハウル自身が自分にかけた呪いの可能性

この呪いは、他者からかけられたものではなく、ハウル自身が無力な自分にかけた呪いである可能性もあります。

鳥人間姿の戦闘力は、ハウルの中にある怒りや憎しみの負のエネルギーを攻撃に転じていると思われます。

そして闇の力を使いすぎると(エネルギーとして肉体に馴染ませすぎると)人間の感覚を忘れて魔物になってしまう故に、カルシファーは「あまり飛ぶと戻れなくなる」と忠告したのでしょう。

この言葉からはハウル鳥人間姿がカルシファー由来の力でなく、もっと邪悪な力であると分かります。

ハウルの中の怒りや憎しみが誰に向けてのものなのかは、作中ではっきりと描かれていませんが、彼の中には黒い感情が渦巻いているのは確かです。

しかし、カルシファーに心臓を預けているからこそ、闇のエネルギーから心が隔離されて完全な魔物化から逃れられているのかもしれません。

 

呪いをかけたのは荒れ地の魔女ではないのか?

荒地の魔女の「私は呪いはかけられるけど解けない魔女なの。あはは、失礼〜。

このセリフ魔女っぽくて大好きです。

荒地の魔女ハウルの見た目を愛しているので、見た目が醜く変身するような呪いはかけていないと思います。(彼女は呪いを解けないらしいので)

ハウルはいつからソフィを好きになった?


©スタジオジブリ

「やぁ待った?ずいぶん探したよ。」

最初のシーンでナンパ男からソフィを助けに現れた時、ハウルはソフィが星空の女性だと確信していたはずです。

しかし掃除婦として現れたソフィのことは「君は何者?」とたずねます。

これは、ソフィの若い姿と老婆の姿が同一人物であると認識できなかったからではありません。

なぜならソフィが城にやってきた最初の夜に少女に戻った彼女の寝顔を見ても動揺していなかったからです。(呪いにかけられていることは見破っていた)

この時のハウルは、何を思ったのでしょうか?

何も語らないハウルからは、彼の本心は読み取れません。

この時はまだソフィが正体不明なことに変わりありませんから、ソフィに惹かれるものは感じても、ハウル自身も自分の気持ちが分からなかったのでしょう。

しかし、サリマンの元から戻ってからはハウルは愛情表現を惜しみませんでした。

彼女のために部屋を用意し、洋服をプレゼントし、自分の特別な場所に案内してします。この時は彼女が誰であるかをハウルは完全に確信していたと思います。

ソフィとハウルの本当の出会い


©スタジオジブリ

ソフィはハウルの過去にタイムスリップしています。

そこで見たのは流れ星(カルシファー)と契約する幼いハウル

ハウルカルシファー私はソフィ!
待ってて、きっと行くから!未来でまってて!」

この時に指輪は砕け散り,、ソフィは元の世界に戻ってきます。

ハウルにとって、これが本当のソフィとの最初の出会いです。

 

ハウルとソフィーのリングセット¥2,640 税込

ソフィの指輪は砕けても、ハウルは指輪に「彼女に合わせて欲しい」とずっと祈りを捧げいたのかもしれませんね。

 


©スタジオジブリ

「やぁ待った?ずいぶん探したよ。」

ハウルは適当な事を言ったのではなく、ずっと待っていた星空の女性を見つけたからこんなセリフを言ったのです。

最初こそ、彼女が何者か分からずに様子を見ていたハウルですが、危険をかえりみず自分を助けようとし、愛していると言ってくれる女性が過去にやってきて「あなたを迎えに行くから私を見つけて!待っていて!」と叫んでいたと気付いたなら、特別な思いを持たない訳がありません。


©スタジオジブリ

だからハウルは確信した。

ソフィがあの時の女性で、運命の人がやっと来てくれたんだと。

その時にハウルはソフィに恋したと思います。

©スタジオジブリ

でも、元はソフィが言ったのに、彼女が自分の言ったことをわかっていないのが気に食わないから教えてやらなかったんでしょうね。

ハウルの動く城 イヤリング ¥1,490 税込

ソフィが過去から戻るとき、何故涙が止まらなかったのか?


©スタジオジブリ

それは、過去の世界で自分が発した言葉とハウルと出会った意味がようやく繋がったからでしょう。

ハウルはずっと前からわかっていたのに、自分だけがわかってなかった。

ハウルは彼女を見つけ出し、早く約束に気づいてほしくて、二人が出会った最初の草原に連れていったり、健気にずっとソフィが気づくのを待ってた。


©スタジオジブリ

そんなハウルの気持ちを考えると涙が自然にあふれてきます。

愛しいですね。

ソフィの呪いは解けたのか?

©スタジオジブリ

ソフィにかけられた呪いは、「自分の心に相応しい姿で在れ」という呪いだったのではないでしょうか?

いつも我慢して、自信がなく、何か諦めたような感じだったソフィはその心に見合った老婆の姿になってしまった。

しかし、心が高まった時は本来の美しさに戻る。

大好きな人の側にいられるからラストも美しい姿になっていましたが、まだ呪いは継続していると思います。

でも、二人の愛が続く限りソフィが老婆に戻ることはないでしょう。

またハウルの呪いも解けていないはずです。

ですからまた戦争に巻き込まれて人を焼くようなことがあれば、今度こそ心とともに魔物と化して戻れなくなる可能性があります。

二人は愛し合い、支え合いながら心のバランスを取っていくという課題は与えられていると思います。

最後のシーンの意味は?

©スタジオジブリ

最後は、最も熾烈な争いをして合っていた両国が停戦の流れになり、カルシファーも戻ってきて、みんなで新しい城で暮らし、ソフィとハウルのキスシーンで終わり。

というハッピーエンドですが、実は地上ではまた開戦しているそうです。しかしそんなことは、天空の城で暮らすハウルたちには関係ありません。

もう戦争には関わりませんという意味で天空に城を構えたそうです。また最後の戦闘機のシーンはまだ終わってないということを示唆しているそうですが、分かりにくすぎですね。

©スタジオジブリ

個人的には、魔女との戦争が終わり、空飛ぶ城で優雅に暮らすとか、FF 8みたいなエンディングだなとも思いました。

 

ハウルの動く城の視聴法は、DVDか地上波放送のみとなります。

サブスクで配信されたら嬉しいですが、今のところはないようです。

 

ハウルの動く城 和紙フレークシール BREAK TIME flower

ハウルの動く城 和紙フレークシール¥605 税込

 

おまけ

©スタジオジブリ

うましかてを!の意味は?

漢字に直すと「美味し糧を!」になります。

美味しいごはんに感謝!という意味です。

子供のマルクルには意味不明の呪文に聞こえますね笑

ハウルの動く城 カルシファー キッチンツール 【フライ返し】¥5,480 税込

 

カブの愛は実ったのか?


©スタジオジブリ

かかしのカブにかけられた呪いは残酷なものでした。

それは、愛する人のキスでしか解けない呪い。

カブのカカシが人間に愛されるわけがありません。

つまり「一人で孤独に無力感の中で死ね」という呪いです。

しかし、カブの人を見る目は確かでした。

カブは見た目の美しさではなく、秘められた心の美しさと優しさを見抜いてソフィを好きになり、懸命にソフィに着いていき、彼女を見守りサポートしました。

カブの献身的な想いはソフィに届き、感謝のキスで呪いは解けます。

最後のシーンで、空飛ぶ城の一室からカブのかかし棒を思わせる旗が揺らめいているので、彼はソフィの元に帰ってきたみたいです。

 

ハウルを何回も見たくなる謎と仕掛け


©スタジオジブリ

違和感の一つに、荒地の魔女の大きさが不気味なまでに変幻自在なところがあります。

ジブリの作画でキャラの大きさが安定しないというのは、この世のものではない不気味さを与えます。

霊や異次元の存在がありえない隙間に普通に入っていたりするあの不気味さを自然に当たり前に描いている不気味さ。魔法というのはそういう不自然な力なんでしょうね。

また老婆になってからのソフィの年齢が微妙に若返るのも初見では理解が追いつかず違和感を感じさせます。

その辺りの違和感の与え方もハウルの世界観を彩る魅力の一つとなってますね。

なんか分からない不気味さの正体を見つけたいからまた見たくなる。 好奇心をくすぐる仕掛けです。

魔法というのは美しいだけじゃない、とても不自然で不気味な力なんだっていう表現、結構好きです。

最後に、宮崎監督にとって、女というのは勝手な生き物で、強くて、賢くて、残酷で魅力的な生き物なんだなという女性観も垣間見えました。つまり、男にとって女はみんな魔女なんでしょうw

ハウルの動く城を見る方法

残念ながら現在はサブスクのサービスでの配信はなく、金ローかDVDを買ってみるしかありません。金ローの放送を待つのもいいですが、尺の問題でカットされたりするので、DVDの購入が手っ取り早いです。

私は、最近強烈に見直したくなってDVDを購入しましたが、買ってよかったなあとしみじみ思います。

ロエベとコラボで盛り上がっているのも購入後に知ったので、結構ニーズが高まったタイミングで視聴できてちょっと嬉しいw

ロエベ x ハウルの動く城 コレクション - LOEWE

 

ハウルの魅力は一回では語りつくせないですが、今回はこれで終わります。

またね~

 

全ての画像は©スタジオジブリハウルの動く城」公式サイトより常識の範囲内でお使いくださいとのことで引用させていただいております。

 

【映画】ドクタースリープ【見たらアカンもん見た】

シャイニング堂々完結か…!

原作 / スティーブン・キング
脚本・監督・編集 / マイク・フラナガン

 

Amazonプライム「30日無料体験」

 

ドクタースリープ」は、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の続編映画です。作中には「シャイニング」のシーンが所々に散りばめられていて、前品への敬意を感じました。

原作者のスティーブンキングはキューブリック版「シャイニング」のことは認められない!と怒ってたみたいですが、仲直りしたんだっけ?忘れた(^^)

ちなみにキューブリック監督はすでに失くられていますが、遺作となる「アイズワイドシャット」の乱○パーティーのシーンにて、イルミナティの悪魔の儀式を映画にて晒したとして暗殺されたという噂がありますね(^^;)

ただの噂ですが事実だとしたら、キューブリック監督って、本当にパンクな方ですよね…。同監督作品である「時計仕掛けのオレンジ」とか怖くて見れないです…。

 

ストーリーは、前作「シャイニング」の主人公である少年ダニーが成長したその後を描いたもの。

前作「シャイニング」は、建物自体に邪悪な想念が宿った「オーバールックホテル」の悪霊に操られて狂ってしまった父が、斧を振り回しながら家族を惨殺しようとホテル中を追い回すという恐怖の物語であった。

ダニーと母親は命からがら逃げきることに成功したが、父はホテル併設の迷路の庭にて凍死するという壮絶な最期を遂げた。

その後、ダニーは若くして母を亡くし、前作の事件によりトラウマを抱えたまま心のよりどころを失くした為、父と同じくアルコール依存症に陥ってしまう。

彼には幼いころより超能力(作中ではシャイニングと言われる能力)があり、前作でダニーを助けるために命を落としたハロランの亡霊に導かれてアルコール依存症の治療の為にある街に引っ越してやり直すことになった。

そこで、彼は病院のケア要因として働くことになり、自分のシャイニングを使って、死が迫った患者に「死は解放であり、恐ろしいことではない」と優しい声をかけて看取っていった。彼は医者ではなかったが死の恐怖を安らかな眠りに変えてくれることから「ドクタースリープ」と呼ばれるようになった。

そして、かつての自分以上の能力を持つ少女アブラから一方的にヘルプのコンタクトを送られて困惑するダニー。彼女は子供を食い物にする邪悪な存在と対峙しており、彼らを止めるために力を貸してほしいという。

彼らは、何千年も生きるバンパイアであり、シャイニングを持つ子供を拷問してその力を食べて生き延びる魔の一族だったのだ…(このシーン、まんまアドレノクロムを示唆しています)

最初は拒否するも、なんだかんだでアブラに協力することになったダニーは苦労の末ほとんどの魔物達を打ち取り、最後の魔物を廃墟となった「オーバールックホテル」に誘い込み、ホテルの悪霊と同士討ちさせる計画を立てた。

彼の目論見は成功し、魔物を打ち取ったがホテルの悪意により自らも乗っ取られてアブラを殺そうと追い回す事態になる。

アブラの力によって正気を取り戻すが、彼は魔物との闘いで致命傷を負っており、もはや死は免れない状態であった。

そうでなかったとしても彼はこの因縁の地を決戦場に選んだ時から過去のトラウマと決着を付ける為、ある計画を仕込んでいた。

アブラをホテルから逃がした後、瀕死の彼は事前に熱暴走を起こさせたボイラー室で静かに目をつむり、爆発によって燃え盛る炎の中、迎えに来た母の面影に抱かれて少年の姿となってあの世に旅だったのだった。

かつてダニーの家族を破滅させ、深い恐怖のトラウマを生み出した邪悪な建造物「オーバールックホテル」は悪霊諸共燃え尽きていった…。

 

良かったところ

最終決戦場であるオーバールックホテルに向かう時のBGMが前作シャイニングのOPで使われていた重厚感ある不気味な曲が流れるところは、「おお~!」テンション上がります。

さらにホテルについた後は、フラッシュバックのように前作の映像がそのまま使われており、ファンには嬉しい演出でした。

 

気になるところ

あの不気味な237号室でのシーンでもちろん老女の亡霊が出てくるのですが、お決まりすぎてちょっとギャグみたいになっていました。(人気キャラ扱い的なw)

 

小説版との差

小説版と映画版のラストとの違いとして、本来はシャイニングのラストで父がボイラー室の爆破と共にホテルと燃え尽きてしまうので、続編のラストでダニーは死なずにアブラと生還できたようです。

しかし、映画版の前作でホテルは残り続けたために、ドクタースリープではホテルの幕引き役としてダニーが父の代わりにホテルと相打ちになるラストとなりました。

ダニーには生きていて欲しかったけど、大人になるまで苦しめられた因縁の相手と決着が着けられて思い残すことはないのかもしれないですね…。

 

おススメはしない理由

ところどころ呪いの言葉が込められているところが気になった

これ無意識でみたら危ない映画なので、おすすめはできません。

この記事では危険な表現は書いてないですが、スティーブンキング自体がアル中で苦しんでいるために登場人物たちに自分の苦しみを投影しているそうです。

なんか所々にでてくるセリフが絶望前提の言葉なので(主人公がアル中だから仕方ないが)無意識に影響受けると嫌な事起こるかもです。

なので、シャイニングの完結版としてはよくできているけど、映画自体はお勧めしません!笑

 

でも「シャイニング」はまた見直したくなりました!以上!

これは、色褪せないお洒落ホラーなんだよな~。凄すぎた…

映画|シャイニングの動画をフルで無料視聴できる配信サイトまとめ

 

Amazonプライム「30日無料体験」

 

 

【陰謀論】いきすぎた考察は誇大妄想か…

まず、ハロウィンの起源について調べてみた

www.enjoytokyo.jp

ハロウィンは、古代ケルトのドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源といわれています。古代ケルトの暦では、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が戻ってくると信じられていました。しかし、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子どもをさらったり、現世の人間たちに悪いことをするといわれていました。そこで人々は、身を守るために仮面や仮装をして仲間に見せかけたり、魔除けの焚き火を行ったりしたといわれます。

やがて、ケルト人が自然崇拝からキリスト教と移る過程で、ケルトの祭りと合わせて「諸聖人の日」ができたといわれていますが、宗教行事としてハロウィンを行うことはなく、キリスト教会ではハロウィンの習俗の解釈や賛否がわかれています。(引用)

このサイトでは闇深いところまでは書かれていませんが、ドルイド教のサウィン祭りは恐ろしいイベントで、各家から生贄を募り、断ると呪いをかけられて誰も断れなかった恐ろしい習慣だったとか。

そして集めた生贄を檻に入れて木で編んだ巨大な人形に閉じ込めて燃やしたそうです。ドルイド教は自然崇拝であり、薬草や神秘術などの叡智も口伝で伝えられたそうですが、生贄を求めるものはもれなく…。

他にもえげつない儀式があるので、気になる方は調べてみなされ。(非推奨)

個人的考察として、中性ヨーロッパにおける魔女狩りは、少なからずこの古代におけるケルト人宗教の恐怖の記憶に作用して、少しでも薬草の知識にたけていると魔女として連行してもいいという口実に繋がっているのでは…なんて考えたり。

知らずにエンジョイしてたけど、結構な歴史があったんだなと思いました。

 

悪○○拝について調べることなかれ

ここで行きつくのが〇〇崇拝なのですが、これは完全にかくされた儀式であり当事者しか知る由もないものです。

事実は分かんないし知る必要もないことなんですよね。

先日の天河りえさん×平山秀善さんとの対談講演でも「ネットの陰謀論はほとんどデマカセ。政治に関係している人に直接聞きに来い」とのことで、目が覚めました。

ほんとうに行き過ぎた陰謀論考察は誇大妄想で、結局なんにも分かってない。

 

当人に確認取ってないことは全部でっち上げ!

個人的な失態として、仕事で先方に確認取ってないことで行き過ぎた考察をしてしまって「これってこういうことですか!?」と詰めてしまって「違います、勝手な想像ですよ」って注意されましたw 反省ですw 平山さんの注意喚起といいリンクしすぎwww

知らないことは守られていること

知らないってことは守られているということで、知る必要もないんだと思います。

とはいえ、メディアによる情報操作はまぎれもない事実で、勘のいい人なら明確に意図を組める。これは陰謀論ではなく、洗脳に気づいたかどうかの判断です。

騙されないために相手の意見をよく聞いて事実と照らし合わせるってことは大事だと思います。これは陰謀論ではないと思います。

 

陰謀論はただのゴシップか

エンタメとして楽しむ程度ならいいけど、首突っ込みすぎるとミイラ取りがミイラになるというか、妄想がいきすぎて頭おかしくなります。

スピリチュアルも然り。見えない、分からないは守られている。

事実がわからんことを追い求めたり情報に依存することは新たな洗脳元を探しているのと一緒だっと気づきました。

私にできることは目の前のことをしっかりやること。

感情に任せず、思考を整理コントロールしていくこと。

分相応の仕事をやり遂げること。

結局、今できることをやるしかやることない。

 

真実を知りたい!って躍起になってたけど、もう気が済んだので辞めます。

このブログもどうしようか考え中。多分そのうち閉じる。

ハロウィンのおすすめ映画

ドルイド教とハロウィンのつながりについてをホラー仕立てで見せているのが、ニコラスケイジ主演の「ペイザゴースト」ニコラスケイジの安っぽい映画大好き。

ストーリーはペラペラです。

【映画】バニラスカイ

今こそ、見るタイミングだったかも

あらすじ

NYで大手出版社を経営するイケメン主人公デビッド

美しいセフレのジュリーとの享楽にふけって朝の役員会議には遅刻。

華やかで乗りに乗ってる人生だった。

ある日、自分の誕生日パーティー運命の女性ソフィに出会い、心奪われる主人公。

その様子を切なそうに見つめるジュリー。彼女はセフレでありながら彼を本気で愛していた。ジュリーは主人公と話がしたいと自分の車にのせて無理心中をはかり、猛スピードで橋に突っ込んで即死。

デビッドの命は助かったが、自慢の美しい顔は見る影もなくつぶれてしまい、医療用の不気味な仮面をつけてソフィに会いに行くも拒絶されてしまい、傷つき、酒に酔ったまま路上に倒れこんでしまう。

翌日、ソフィは倒れこんだデビッドを放っておけず介抱し、和解して正式に付き合うことになる。

シーンは変わり、デビッドは取調室で精神科医と事件についての取り調べを受けている。何の罪を犯したかはデビッドも錯乱状態で定かでなく、どうやら誰かを殺してしまったようだ。(まさかソフィーを?そんなはずは…と、彼女との記憶を辿るが甘く優しい思い出しかない)

精神科医は必死に出来事を引き出そうとするが上手く答えられない主人公。過去にあった事実と、取り調べ、記憶の混乱が交互に起こり何が何だか分からない状態で主人公が寝言に口にしたという「エリー」という名前。

ソフィでもジュリーでもない、謎の人物エリーとは誰なのか?自分はいったい何の罪を犯したのか、何もわからないまま、看守が見ていたテレビで偶然流れた「冷凍状態から見事に生き返った犬のニュース」を見て何かを思い出したデビッド。

「エリー」とは女性の名前ではなく、「LE(エルイー)」という人体の冷凍保存による延命プログラムを提供する企業の名前だったのだ。

そこでデビッドと精神科医は真実を確かめるためにLEに乗り込むことにする。

LEの提供するサービス説明によると、クライアントは死後一時間以内に特殊な容器に密閉された後-127度で冷凍され、リアルな夢による娯楽体験が可能になるという。その間、夢を見ている感覚はない。

「彼らと契約したのか?」精神科医に問われるも思い出せず、説明を淡々と聞いているうちに全てを思い出して部屋を飛び出すデビッド。

これはすでにリアルな夢の世界だ。自分は彼らと契約したのだ。

するとLEの管理担当者が現れて、削除された記憶の補完と真実を語り「最後の選択をする時が来た。」と伝える。

本来の彼は事故の後ソフィに振られたまま二度と会うこともなく孤独と絶望を抱えきれずにLEのサービスを申し込んだのだ。つまりソフィとの甘い日々は夢だった。

「このまま新たに作った理想の世界の夢を見続けることもできるが、目覚めることもできる。しかし時代は150年経っているし君の資産も残り少ない」

目を覚ます方法は、彼が最も恐れていることに関係するという。(デビッドは高所恐怖症)高層ビルの屋上へ案内されたデビッドを追いかけてきた精神科医が「彼らを信じるな!危険だ!」と必死に止めるも、彼もまたデビッドが創りだした夢の登場人物にすぎない。

管理人に再度問われる「君にとっての幸せとはなんだ?」

「本物の人生を生きたい、もう夢は見たくない。」

デビッドは美しい薄紫の雲のかかるバニラスカイ(乳白色の空)の下で本気で恋をしたソフィの幻と抱擁し「生まれ変わったらまた会おう」と伝えてビルから飛び降りる。

地面にぶつかる瞬間に「目を覚まして」という優しい声と共に大きく見開かれた瞳が映り、主人公の安堵のため息と共に終わります。

感想

見る人によって、SFなのか、恋愛なのか、人生観なのか色々変わる映画ですね。

終わり方も意味深で曖昧です。

本来なら解凍された未来で目覚めたと取れますが、最後の「目を覚まして」という優しい声は幻聴ではなく迎えに来てくれた現実のソフィで、振られて倒れこんだあの日に夢から目覚めたとも取れます。つまり全て酔っ払いの夢だったという説。(何処から夢だったのかの切り替えポイントは実に曖昧で、物語初っ端から既に夢だったともとれる)

マトリックスインセプションの間みたいな世界観で、一番古いのはバニラスカイだから、二つともこの映画に影響受けてるのかな?と思いました。

私的にはこの世の真理系というか人生観に影響を与える映画だったかな。奇しくも、最近のホットな話題ムーンショットメタバース)×冷凍保存計画を20年前に先取りした内容でしたし。

先日の講演会でも「DSがやりたいことは10~20年前の、トム・クルーズが出てる映画を見ると分かりますよ」と言われたので、ピンときて見てみましたが見事にシンクロしてました。

 

hontonokoto.hatenablog.com

 

 

メタバースが本格的に始動したら冷凍保存やりたいですか?

マトリックスを見たときは迷いました。現実での機械との闘いがあまりに過酷すぎて主人公みたいなスーパースキル持ってないと詰むじゃないですかw(DSのチェックが厳しくなったのか?w)

しかし、バニラスカイをみると現実への向き合い方は変わりますね。

「本物の人生を生きたい、もう夢は見たくない。」

どれだけ甘くやさしい夢でも、永遠に続く夢はやがて悪夢になる。

デビッドの現実が顔の損傷はそのままで資産も残り少ないにもかかわらず戻りたいと願ったのは、人として残りの人生を生ききって死にたくなったからじゃないだろうかと思います。ソフィが言ってくれた「人は思い立ったらいつでも人生をやり直すことができる」という言葉に勇気をもらって。

彼が夢の世界(メタバース)へ逃避したのは余りに深く傷つき、絶望してしまったからで、つまり精神が異常状態の場合の選択であって、やはり本物の人生を生きたいと思うのが通常の考えなんじゃないかなと思います。

資産のない庶民は、全身ではなく頭だけ冷凍される可能性が高いので、目覚めることすらできないかもですね(^^;)私は絶対無理~!!!!

仮想現実・メタバース系といえば

夢か現実化分からなくなる系

ミッション8ミニッツは有名じゃないけど、おすすめです。

#バニラスカイ #ムーンショット目標 #人体冷凍保存

平安時代が好き

歴史上、最もエキサイティングなのは戦国時代で。最もドラマチックなのは幕末だと思います。

一瞬たりとも気が休まらない波乱の時代ですよね。

一方、私は平安時代が気になる

とてつもなく悲しくてどうしようもない気持ちや、魔物への恐ろしさ、切なさを感じるので好きなんです。千年という歴史もなんか怖い。

あと、平安時代の生まれ変わりとか涙が出るほど好き。あの時はどうしようもなかった、でも、現代ならば…みたいな感じが凄く切ない。

なんでそういう漫画とかアニメめっちゃ好きです。

平安時代の貴族の姫と、貧しい男の子の恋の話。時の貴族の陰謀で家もろとも焼き討ちに会った恋人を守る為、幾多の殺人を犯し逃げ延びるも、追っ手に捕まり目の前で姫を殺され、自らも首を刎ねられる。

話の本筋は現代に移り、姫は人の子として生まれ変わり、少年は幾多の殺人を犯した罪により鬼になり、二度と触れ合うことのできない彼女を見守り続けるという切ない話。

夢来鳥ねむさんの漫画は他にも好きなのあるんですが、和歌や言霊を使った令呪を使ったり、製作者自体が陰陽師みたいなんですよね。子供の頃、古来の知識を沢山教えてくれた大切な漫画です。

 

九怨 -kuon-

九怨 -kuon-

 

最近知った平安ホラーゲーム。陰陽師の話をベースに魑魅魍魎に占領された藤原頼近の屋敷を探索するはなし。

風情のある寝殿造りの屋敷に、不気味な童歌を歌う双子や、血みどろの妖魔が気持ち悪くマッチしている。その妖魔共は元は屋敷の人だったようでその秘密を解き明かすのも面白い。その端末が古文の怖い話にありそうな感じで不気味でいい感じです。

YouTubeでなるべく怖くない実況を見て楽しんでました。

DESTINY 鎌倉ものがたり

DESTINY 鎌倉ものがたり

 

賛否両論あるけど、私は好き。

全体的に子供向けというか、CGアニメっぽい作り。堺雅人の先生役がねー、めちゃ良くて、カッコイイし、ちょっとだけ平安時代も関係あります。

宇多田ヒカルのエンディングもめっちやいいです。

 

あと、題名が分からないけど、昔見たアニメで夢魔と戦う女の子の話で、前世が静御前だったという話も好きだったな。

義経の生まれ変わりと出会ってたような違ったような…。なんていうアニメだったんだろう。

 

平安時代って、すごーーく昔なのに、その時代の歴史や文化が、確かにあったと記録されている。

悠久の時に想いを馳せる、っていうですかね、不思議な感じがするんです。

生まれ変わりについて

気になる時代や国って、人それぞれ。

でも気になるってことは少なくともその時代になんらかの縁があるだと思います。

私は、平安時代の貴族の話が好きだし、戦国時代は全く興味なく、江戸時代の農民暮らしは親近感湧くし、昭和初期の頃は凄く怖く感じる。

ある人の話では、前世があるというより同じ魂の派生がそれぞれの時代を生きている、という話を聞いたことがある。

それぞれの魂が、全ての時代に同時進行で生きている、みたいな?

私は一般的な生まれ変わりの説より、そっちの説の方が納得しやすくて好きです。

何故なら、第一次世界大戦〜昭和初期に何度も生まれ変わってる気がするから。

戦中のロシアの映像が凄く懐かしく感じたり、フィリピンで敵兵に追われて兄弟達と隠れるも見つかるというリアルな夢を見たり、大正〜昭和初期の頃に修行僧をしていた夢を見たり、全部がリアルで怖いんだけど、同じルーツの魂が見ている夢ならば、なんか納得できるんです。

そして、この人生もまた夢なんだなぁと思う。

小さな奇跡とシンクロ【アニメ・映画】「心が叫びたがってるんだ。」

1ヶ月ぐらい前に会社の昼休みにネットで見てた映画の記事。

www.kokosake.jp

この映画の実写化と、次回作(とある遺跡で一人ぼっち?の少女が偶然流れ着いた人々との交流を描く的な物語)の特報のニュースだったんですけど、アニメ版「心が叫びたがってるんだ。」の過去のトレーラーを見て、ずっと見たかったんです。

そしたら、昨日寝て起きてテレビつけたら偶然やってて、感動しました。

これ見たかったやつや〜!シンクロ!

成瀬順の心の叫び

自分の言動のせいで両親が離婚してしまった自責の念により、まともに話すことが出来なくなった主人公。その気持ちをミュージカルのストーリーと歌に乗せて登場するシーンは感動的。

「私のおしゃべりのせいでみんなが不幸になる」
「みんな私のおしべりがなくなれば幸せになれる」

周りの人はみんな知っている。そんな事はない、それは誤解だよって。でも小さな心にできた傷は外の世界に出さなければ癒される事はなかったんだなって思いました。

自分で許せなかった心の傷を素直に見せた時、本当に分かってほしかった人との確執が溶けていくシーンは込み上げてくるものがありました。

成瀬親子の母娘の確執がほどけていくシーンは地味だけど山場
「私のおしゃべりのせいでみんなが不幸になる」
「私のおしべりがなくなれば、みんなが幸せになれる」

娘の心の歌を聴いて、「私はそんなこと願ってない…」って涙が溢れたお母さん。
本当にそうだと思う。
でも過去は取り返せない、謝ることも許すこともできない。
お母さんも苦しかったんだなあって思いました。

でも、娘が話さなくなった本当の理由、苦しみと、自責の念を知って、お互いに深いところで許し合えたのだと思いました。

どんなに憎み合っても、確執があっても、
本当はみんな、みんなに幸せでいてほしいんだよなあ。

一番好きなセリフ「ミュージカルには奇跡が起きる」とっても素敵です。

この物語、私にとっては「母と娘の物語」でした。

母には分かってもらえない、理解されない。
私のことを決めつけて叱らないで、本当の気持ちを分かってほしい。

自分の根底にある悲しみが上がって来た。

ただ、分かってほしい。

お母さんが好きで、いっぱい頑張ってきた、いっぱい我慢した、

認めてほしかった、でも出来ないこともいっぱいあった、

憎かった、愛してた、寂しかった、怒られて怖かった、悲しませて苦しかった。

全部全部愛してるから起こったこと。

分かってほしかった。

 

【映画】食べて、祈って、恋をして

ジュリアロバーツ様主演のTHE自分探しムービー。

 

自分探しとかダセェよとか、エラそうに思ってたけど、良かったです。

色々と今の自分に必要なメッセージに溢れてて、神の思召しとしか思えないシンクロ率でした笑

主人公のリズは、最初の夫と何が不満なのか本人しか分からない理由で離婚します。

ソッコーで可愛い年下の彼氏が出来ますが、イマイチ相性が良くない。セックスも稀、すれ違い多し。お互いに好きなのに一緒にいるのがキツイ。

そこで、自分を見つめ直す為に旅に出るリズ。

最初の旅はローマ。

ここでは美しく楽しい仲間と出会い、毎日楽しく暮らします。

初代ローマ皇帝の墓標を訪れ、ここが様々な時代を経て、皇帝の権利を示す聖地から、戦争時には要塞へ、そして現代では打ち捨てられホームレスの住処に。

どんなに美しく立派で権力を持つものも、変わらない物はないと、諸行無常を感じるのです。

そこで、未練と共に置き去りにした彼氏に想いを馳せるリズ。彼は喧嘩して上手くいかない夜に彼女を抱き寄せ言いました。

喧嘩もするし上手くいないことは分かってるけど一緒にいよう、別れことはもっと辛いから、と。

リズは、変化を受け入れ大らかにそこにある墓標に心打たれ、変わらない努力よりも変化に備えることを大切にしようと、彼にメールで伝えるのでした。

執着することの不幸に気付いたシーンです。とても切なく悲しい。でもここを通らないと次の扉は開かなかった。

お次はインドへ。

ここでは神経を逆撫でするような刺激的な人と出会います。ですがその人の過去の懺悔を聞くことで心からの許しと癒しを受け取るのでした。

リズの中に燻るもう1つの執着は、一方的に切り捨てた元夫への罪悪感でした。

彼の幻と結婚式の思い出がオーバーラップして、美しい夕暮れの中、空想の中でダンスをする二人。彼はまだリズを愛していると伝えますが、リズは私を思い出す時、私に愛と光を贈って欲しい、そして忘れてくださいと伝え、二人のダンスは黄昏に消えていきます。

叶わぬ愛に愛と光を贈って忘れる。

とても美しいセリフでした。

ここでは、自分を許すこと、執着を手放すことを受け取るのでした。

そして、最終地点バリへ。

ここでは恐れを乗り越え、真実の愛を得ます。

美しい瞑想、1日の終わりに笑顔で瞑想すること。顔だけでなく、心臓も笑うこと。

そしてリズが得た答えはこちら。

 

f:id:kana-moon:20170626205818j:image

 f:id:kana-moon:20170626205826j:image

f:id:kana-moon:20170626205920j:image

 f:id:kana-moon:20170626205940j:image

f:id:kana-moon:20170626210008j:image

 f:id:kana-moon:20170626210030j:image

f:id:kana-moon:20170626210044j:image

メッセージはいつだって、ここぞという時にやってくる。我以外皆我師。

人生に尊敬と敬愛を。

 

映画・アニメ 攻殻機動隊

最初に見たやつ

アニメ版 SACと略されてるやつ。
言ってることがこ難しかったが、なんとなく分かった。
大まかに理解した内容は、正体不明の天才ハッカーの謎に迫る話だった。

タチコマちゃん可愛い。
全話通して結構好きだった。

 

続きまして

押井守監督のやつ。

この作品をよく知らないうちは、全シリーズ押井監督作品だと思ってた。

というのも、攻殻機動隊という作品名を世に広めたのは彼の作品だったと思われるからだ。(CMによるプロモーションが一番多かった?)

少佐のキャラデザがちょっと怖くて、好きになれない。サイボーグ感は出てるんだけど、アニメ版のような色気が皆無。

話はギリギリついていけた。
ネット上で自然発生したAIが、事故を装って9課に現れ「素子さん、僕と一つになってすごいことになろう」という突然のプロポーズを受け入れる、突拍子も無い話。

 

間違いなく問題児 押井守監督のやつ2。
何が言いたいのか分からん  

 テーマとしては、バトさんの素子さんへの恋慕と、魂を持ったセクサロイドの悲劇、だったと思われますが、ストーリーはなぞる程度の作り込みで、全く感情移入できなかった。
ハラウェイさんがうんちく語ってるところがMAXで、それ以降は話に付いていけなかった。

セクサロイドに魂入ってるはずなのに、その描写は皆無。強いて言うのなら持ち主の死体発見シーンのみ。なんか、こう、心を無下にされるような描写とか無いわけ?性欲や支配欲のために心と体が切り離されて評価される虚しさとかさ。

んで、その後も人形に本当に魂が入ってたのか?という疑問はほっぽり出したまんま放置。ハラウェイに人形の人権みたいなもんさんざん語らせておいて、その辺の伏線回収もなし。最後にはその疑問を全否定するかのように、制御プログラマーの死後、何故か暴走する人形達。結局なんも入ってねえじゃねーか!空っぽのアホじゃん!(出荷直前で入れるのか?)

最後にゴースト(魂)のオリジナルと思われる子供が発見されるシーンでは、「問題を起こせば助けにきてもらえると思った」といった女の子に対して、バトさんが「魂が入った人形の気持ちは考えなかったのかよ!」って怒ったシーンが意味不明だった。何で怒るの?その子のせい?
そもそも何をコピーしてたのかも謎。ゴーストって魂だろ?感情を伴う思念だろ?ゴーストを宿した人形の悲劇の描写も全く無いのにそんなこと言われても、見てるこっちもびっくりやで。それやったら、魂入ってたように見せかけて悪いプログラマーが殺人バグ入れてましたー、ってオチで良かったじゃん。そもそもあの人形メーカーに何のメリットがあって子供を監禁してたのか分からんかった。見直す気力もなし。

一方、バトさんの恋の行方は、いつも通りクールで淡々として、愛情というよりは、「自分が100%のパフォーマンスを出せる相棒はこいつしかいねえ!」っていうガチガチの男の信頼関係に近いもので、それをこの短い時間に詰め込むにはちょっと無理がある。
その辺は「SPEC」全シリーズぐらいのボリュームがないと伝わりにくい。

「SPEC?翔?」 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版 Blu-ray

「SPEC?翔?」 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版 Blu-ray

 

 そもそもそんな関係なのかも疑問。
このシリーズの素子さんは、余りにもクールすぎて、最後には脳みそも捨てちゃったような女だし、そんなものに恋してるって、まるでSiriちゃんに本気で恋した人間のような違和感だ。

孤独に生きる男のハードボイルドものとしても定評あるようですが、孤独に耐性ある男なんて存在しないと思うので、「純愛と孤独を貫く男」の設定に監督の理想を重ねているように見えてキモかった。(そういえば犬飼ってたな)バトさんをそんなことに使わないでいただきたい。


この映画の見せ場は、後半の異国情緒溢れる都市の映像だと思われますが、SF独自の荒廃した機械都市ってSF独自と言うか、男の子が好きそうな感じ。

でもここにきて作中ずっと感じていた違和感の正体が分かった。
押井監督はこの世界観が創りたかっただけで、その基盤は攻殻機動隊じゃなくても良かったんじゃないの?ってこと。

その昔、同監督のうる星やつら「ビューティフルドリーマ」を鑑賞した高橋留美子先生が、「これは私のうる星やつらじゃない」とキレ気味だったという話を聞いたことがあるけど、その時の高橋先生の気持ち、今ならわかるような気がする。

 ちなみに私は、「ビューティフルドリーマー」は大好きです。
いつものメンバーが何かいつもと違う。よく分からない違和感に閉じ込められている世界観にハマってました。結局は、全員が夢魔に取り憑かれていたからというオチがあって構築された、計算された違和感だったはずなんですけどね。

 全部「AKIRA」のせいだね、きっとね。かっこよすぎたね。

AKIRA 〈Blu-ray〉

AKIRA 〈Blu-ray〉

 

 

 

映画 ターミナル

ターミナル (字幕版)

ターミナル (字幕版)

 
公開日: 2004年12月18日 (日本)
監督: スティーヴン・スピルバーグ

言葉の分からない空港で足止めされた男。1ヶ月目―仕事をみつけ、2ヶ月目―友人を作り、3ヶ月目―恋に落ちた。そして9ヶ月目―ニューヨークに来た理由が明かされる…。

ずーと気になっていた映画でございますが(ネタバレ)

実話を元にしてるからか、全然ドラマティックじゃないです。映画にする意味あった?世界まる見えみたいなドキュメンタリー番組のワンコーナーを無理やり引き伸ばして映画にした感じでした。 

主役のトム・ハンクスは、英語をまともに喋れない治安が不安定な外国人の役。自国のクーデターが原因でパスポートが無効になり、空港から出られない!さあどうしよう!というのが物語の始まり。

彼は自分の持っているガイドブックと同じ出版社から出ている英語版ガイドブックを購入し、毎日テレビニュースを見ながら英語をマスター。人間やれば出来る!
手持ちのお金がほとんど無いので、空港内のカート集めで小銭を稼ぎ、念願のハンバーガーゲット!両替できなかったのかな?それとも文無しでNYで来たのか?アホな。

空港で働くうちに、空港内のお店の人やスタッフと仲良くなる。空港のお偉いさんからは疎まれる存在に。

美人CAと仲良くなり、かなーり良い感じになるも彼女は不倫している彼を忘れられず、結局元彼のもとに戻る。ビミョー、映画なんやからハッピーエンドでええやんか。

そして物語最大の謎、彼が大事に持ち歩いてるナッツの缶。彼はここにはJAZが入っているという、実は彼の父親が生前に集めていた大好きなJAZ演奏者のサインが詰め込まれていたのだ。そして彼の父が集めきれなかった最後の一人のサインを求めてNYに来たってのがこの映画のミソでございました。

何やかんやで自国の情勢が一時的に改善し、無事にNYに入国できた主人公は最後のサインを手に入れ、タクシーの中で切ない表情を浮かべながらもホッとして終わり。

それで終わりかい!こっちが切ないわ!

 これ映画館で見てたらめっちゃ文句言うやつやん!

ちなみに実話の方の彼は

元イラン人の彼は、イギリスに留学中にイラン国王へのデモ活動に参加した為に国外退去となり国籍の無い状態になってしまったそうです。その後ヨーロッパをたらい回しにされ(入国拒否の為)、フランスのシャルル・ド・ゴール空港に16年間住み続けたそうな。

この辺の物語は、佐藤健寿さんのサイトX51.ORGにて詳しく紹介されてます。こっちのが面白いよ。

 

x51.org

x51.org