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【映画】ドクタースリープ【見たらアカンもん見た】

シャイニング堂々完結か…!

原作 / スティーブン・キング
脚本・監督・編集 / マイク・フラナガン

 

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ドクタースリープ」は、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の続編映画です。作中には「シャイニング」のシーンが所々に散りばめられていて、前品への敬意を感じました。

原作者のスティーブンキングはキューブリック版「シャイニング」のことは認められない!と怒ってたみたいですが、仲直りしたんだっけ?忘れた(^^)

ちなみにキューブリック監督はすでに失くられていますが、遺作となる「アイズワイドシャット」の乱○パーティーのシーンにて、イルミナティの悪魔の儀式を映画にて晒したとして暗殺されたという噂がありますね(^^;)

ただの噂ですが事実だとしたら、キューブリック監督って、本当にパンクな方ですよね…。同監督作品である「時計仕掛けのオレンジ」とか怖くて見れないです…。

 

ストーリーは、前作「シャイニング」の主人公である少年ダニーが成長したその後を描いたもの。

前作「シャイニング」は、建物自体に邪悪な想念が宿った「オーバールックホテル」の悪霊に操られて狂ってしまった父が、斧を振り回しながら家族を惨殺しようとホテル中を追い回すという恐怖の物語であった。

ダニーと母親は命からがら逃げきることに成功したが、父はホテル併設の迷路の庭にて凍死するという壮絶な最期を遂げた。

その後、ダニーは若くして母を亡くし、前作の事件によりトラウマを抱えたまま心のよりどころを失くした為、父と同じくアルコール依存症に陥ってしまう。

彼には幼いころより超能力(作中ではシャイニングと言われる能力)があり、前作でダニーを助けるために命を落としたハロランの亡霊に導かれてアルコール依存症の治療の為にある街に引っ越してやり直すことになった。

そこで、彼は病院のケア要因として働くことになり、自分のシャイニングを使って、死が迫った患者に「死は解放であり、恐ろしいことではない」と優しい声をかけて看取っていった。彼は医者ではなかったが死の恐怖を安らかな眠りに変えてくれることから「ドクタースリープ」と呼ばれるようになった。

そして、かつての自分以上の能力を持つ少女アブラから一方的にヘルプのコンタクトを送られて困惑するダニー。彼女は子供を食い物にする邪悪な存在と対峙しており、彼らを止めるために力を貸してほしいという。

彼らは、何千年も生きるバンパイアであり、シャイニングを持つ子供を拷問してその力を食べて生き延びる魔の一族だったのだ…(このシーン、まんまアドレノクロムを示唆しています)

最初は拒否するも、なんだかんだでアブラに協力することになったダニーは苦労の末ほとんどの魔物達を打ち取り、最後の魔物を廃墟となった「オーバールックホテル」に誘い込み、ホテルの悪霊と同士討ちさせる計画を立てた。

彼の目論見は成功し、魔物を打ち取ったがホテルの悪意により自らも乗っ取られてアブラを殺そうと追い回す事態になる。

アブラの力によって正気を取り戻すが、彼は魔物との闘いで致命傷を負っており、もはや死は免れない状態であった。

そうでなかったとしても彼はこの因縁の地を決戦場に選んだ時から過去のトラウマと決着を付ける為、ある計画を仕込んでいた。

アブラをホテルから逃がした後、瀕死の彼は事前に熱暴走を起こさせたボイラー室で静かに目をつむり、爆発によって燃え盛る炎の中、迎えに来た母の面影に抱かれて少年の姿となってあの世に旅だったのだった。

かつてダニーの家族を破滅させ、深い恐怖のトラウマを生み出した邪悪な建造物「オーバールックホテル」は悪霊諸共燃え尽きていった…。

 

良かったところ

最終決戦場であるオーバールックホテルに向かう時のBGMが前作シャイニングのOPで使われていた重厚感ある不気味な曲が流れるところは、「おお~!」テンション上がります。

さらにホテルについた後は、フラッシュバックのように前作の映像がそのまま使われており、ファンには嬉しい演出でした。

 

気になるところ

あの不気味な237号室でのシーンでもちろん老女の亡霊が出てくるのですが、お決まりすぎてちょっとギャグみたいになっていました。(人気キャラ扱い的なw)

 

小説版との差

小説版と映画版のラストとの違いとして、本来はシャイニングのラストで父がボイラー室の爆破と共にホテルと燃え尽きてしまうので、続編のラストでダニーは死なずにアブラと生還できたようです。

しかし、映画版の前作でホテルは残り続けたために、ドクタースリープではホテルの幕引き役としてダニーが父の代わりにホテルと相打ちになるラストとなりました。

ダニーには生きていて欲しかったけど、大人になるまで苦しめられた因縁の相手と決着が着けられて思い残すことはないのかもしれないですね…。

 

おススメはしない理由

ところどころ呪いの言葉が込められているところが気になった

これ無意識でみたら危ない映画なので、おすすめはできません。

この記事では危険な表現は書いてないですが、スティーブンキング自体がアル中で苦しんでいるために登場人物たちに自分の苦しみを投影しているそうです。

なんか所々にでてくるセリフが絶望前提の言葉なので(主人公がアル中だから仕方ないが)無意識に影響受けると嫌な事起こるかもです。

なので、シャイニングの完結版としてはよくできているけど、映画自体はお勧めしません!笑

 

でも「シャイニング」はまた見直したくなりました!以上!

これは、色褪せないお洒落ホラーなんだよな~。凄すぎた…

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