「201冊目で私が一番伝えたかったこと」感想の続きです。(part1はこちら)
要点まとめ
情報空間の書き換え=パラレルワールドへの移行!?
物質世界というのは情報空間の現れであり、情報空間を書き換えることで物理世界に影響を与えることができます。
この情報空間を書き換える手段の一つが、目標設定(ゴール)であり、セルフイメージやコンフォートゾーンを目標を達成している状態に合わせることで、物理世界にも現れてきます。
これを公式にすると、
イメージ×臨場感=リアリティ
臨場感とは、その状態をコンフォートゾーン(通常運転)にすることであり、なっていない状態をコンフォートゾーンにするためには、その分野に対する知識を持つことが必要になってきます。
具体的な願いであるほど臨場感がイメージできる情報があれば、目標を叶えやすくなるってことですね。
何事も最低限の知識がなければイメージが沸かないので、臨場感が持てないのは当然。私は最近PCを購入したのですが、自分に最適なスペックを調べてからじゃないと買う事すらままならなかったでしょう。
ここが丸っと抜けている教えは馬鹿をカモってるということか…(^^;)
世界平和という抽象度の高い目標で臨場感を感じるには?
この場合は事象に対する抽象度を上げていく、というのが重要になってくるようです。
いきなり世界平和といっても漠然とし過ぎているので、「平和な世界で生きている自分や家族、または地域をイメージし、平和な世界に相応しい考え方や行動をコンフォートゾーンに合わせていく」のが上記のセオリーなのかなと思います。
例えば、世界平和を掲げたのに夫婦間や職場でいがみ合っているような場合は、平和な世界の在り方なら自分はどう考えて解決するのかを考えて現実に落とし込んだり、円滑なコミュニケーションについて勉強してみるのも初手で出来る行動ではないでしょうか。
そうやって家族や地域と上手くやっている自分をイメージできたら、国家、地球と規模を広げていき、身近にも高い視点で物事を見れる人が増やしていくことができれば混沌とした世界にも安心感が増してくると思います。
漠然とした大きな願いも身近なところからコツコツやっていくしかないですね。
ただし、ここで気を付けないといけないことがあります。
正義感をもって戦うと、強いほうが勝つということです。
まちがっても巨悪と戦おうとせず、高い目線で個人でできる行動をとりながら自分の思う平和な世界をイメージしていくのが良いかと思います。
解決的思考とは物事の抽象レベルを上げることでしか見つけられない
目標設定において、抽象度を高めることで洗脳的視点(仮観)から解放されて、情報空間にアクセスすることが可能になるようです。
目の前の現象に反応するばかりではダメだということですね(^^;)
本の中でも抽象度を高める重要性について何度も語られています。(詳しくは本書でご確認下さい)
目標は他人に口外することなかれ
ネガティブな思い込みは臨場感を阻害する原因の一つです。
ネガティブな思想は身近な人に刷り込まれることが多いので、個人的な目標は絶対に人に話してはいけないとのこと。
他者からのネガティブな評価や思想も情報空間に影響を与えます。
トラウマ・ネガティブな感情の正体
トラウマや情動のメカニズムも脳機能として解説されていました。
その原因となるのは、海馬×扁桃体のタッグによるものです。
- 海馬(短期記憶・側頭葉に投げかけて長期記憶化)
- 扁桃体(海馬を使って情動を増幅させる)
この二つの組み合わせによって、前頭前野に認識パターン(思考回路)が出来上がるようです。
脳内のショックやダメージは、その箇所に対応する肉体の箇所にもダメージを与えるために、病気や腫瘍の原因になりうるとのことです。
私の場合はストレスを感じると肋間神経痛になりやすいんですが、元々はそこに関連する脳の箇所がダメージを感じているのです。
そのパターンを食い止めるには、客観的事実や抽象度の高い(目線の高い)事実を脳に伝えて、情動と距離をとるというのが良いそうです。(認知行動療法とも近い理論ですね)
得体の知れない不安の正体は悪魔や悪霊や憎い人間のせいではなく、海馬×扁桃体のせいです。
このシステムが解明されれば、ちょっとはマシになるんじゃないでしょうか。
脳は仮観に支配されやすいので、脳が納得する情報を与え続けて情報を上書きしていくしかないですね(^^;)そのためにも中観のスタンスで現実と程よい距離をとっておかないと仮観から抜けられなくなるでしょう。
空観、仮観の解説→(part1はこちら)
海馬×扁桃体に踊らされていただけとは…バカなことです…。(空)
AIが人類を滅ぼすか否か
この本ではAIの危険性については書かれていませんが、大手テック企業による情報空間の影響力について警鐘がならされていました。
情報空間が物理世界に現れるということは、情報空間を支配することができれば物理世界をも支配できるという事です。
AI自体の危険性というよりも、利己的な意思によって情報世界(集合意識的ことかと)が書き換えられていくことで人類が滅亡していく可能性はあるとのことでした。
現状をみるに、かなり切迫している状況ですよね(^^;)
その危険を回避するためには、利己的な支配者よりも上の抽象度(高い視点)を持つことが急がれています。
自分の幸せだけではなくて、家族の幸せ、地域の平和、人類全体、地球全体の調和など、なるべく現状とかけ離れたゴールを持つことで抽象度を上げていくことが可能になります。
これもかなり難しいことですが、「その理想がすでに叶っている状態をコンフォートゾーンとするなら、自分は何を考え、どう行動するだろうか…」と、高い意識から行動に落とし込んでいくことで、その世界が近づいてくるのだと思います。
全く想像もせずに不安や絶望を感じているだけよりは、大分マシであることは間違いないですね(笑
この世の理が「空」であるなら、未来は何も決まっていないはずです。
だからこそ「自分の強い意思(自由意志)をもつことが人類の進化には欠かせない」というのがこの本で最も重要なメッセージかと思いました。
これからの世界はどんどんドライになっていきます。
これまでのように外側の影響ありきで考えるのではなくて、目に見えない情報世界(自己認識)が物理世界を作っていると認識を改めなければなりません。
× 現実・物理→反応する(簡単に操作される)
〇情報世界→現実・物理(自由意志で設定していく)
自分や集合意識の情報を勝手に操作されていないか、意識的にチェックしなければなりません。
そのほか、ゴール(目標)を設定する意味と重要性、具体的な設定方法、などもこの本では書かれていますので、気になる方はぜひ読んでみてください(^^)
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