201冊目で私が一番伝えたかったこと
この本は、苫米地英人先生が本質的に伝えたいことのダイジェスト版のような内容です。
要点まとめ
苫米地さんの専門分野であるコーチングから本当のゴールを目指す方法、脳を自分で変えていく技術、戦後の洗脳史まで幅広く学ぶことができます。
感想と解説
一言でいうと、「脳認知×真理×自己啓発」がセットになった内容で、めちゃくちゃ学びになりました!
この本を読んでから、自分を知ることや不安の解消法が具体的に分かるようになったというか、一層深いレベルで考えられるようになりました。
悩みやすい、自分がしたい事が分からない、人生に対してモヤモヤしている、という人におすすめです!やる気が出ます!
読むのは簡単だけど、理解するのは難しかった…
特に難解であったのは、空海の理論を交えて解説されている「空観」と「仮観」の概念です。
「空観」と「仮観」簡単にまとめますと、
- 空観とは、ありとあらゆるものが双方向に変化しながら存在しているという概念。全ては幻想であり、すべての物や事象もは、あるかもしれないし、無いかもしれない。
- 仮観とは、「空」の論理を分かったうえで、全ての物事には仮の役割があるとすること。又は仮の役割をリアルだと信じ込むこと(洗脳)
ということのようです。
空観だけだと虚無思想になりますし、仮観だけだと何事もマジになり過ぎるので争いが起こります。
この二つの概念を行ったり来たりしながら、バランスを取るのが「中観」であり、最も大事なスタンスであると解説されています。
私は空海や密教について学んだことはなかったので、めちゃくちゃ勉強になりました!空海ってほんとに天才だったんだな~(@▽@)
この概念を今の世界に当てはめると、大分仮観に偏っていると言えますね。
お金に対する洗脳
例えば「お金」は抽象的で実態のないものですが、仮観に洗脳されていると「この世で最も価値のあるもの」人によっては「命や自然より価値のあるもの」と信じ込んでいます。
その結果、個人間でも国家間でも争いが起こっていますね(^^;)
その実、お金の価値は一定でなく、上がったり下がったりしますし、紙であったりデータであったりと実物的な価値もありません。
ただし、お金には「仮の役割」が与えられています。
それは物質的価値との「引き換え券」としての役割です。
その引き換え券としての価値は「空」であり、国家がデフォルトしてしまえば、役割は果たせません。
正に、有るかもしれないし、無いかもしれない。笑
「仮観」に取り込まれた人の末路
お金の為だけに生きている人は「仮観」に洗脳されて、幻想から一生抜けられないまま苦しみ続けます。
「幽遊白書」での名シーン
不死身の肉体を持つ戸愚呂兄が、蔵馬に植え付けられた「寄生者に幻想を見せて養分を奪い続ける寄生植物」に取り込まれ、永遠に養分を取られながら幻想の中の蔵馬と戦い続けるというシーン。子供ながらにトラウマレベルでゾッとしましたね~。
そして何故かファンたちのお気に入りシーンでもある(笑
お金の仮観に取り込まれそうになった時は、このシーンを思い出しましょう。
戸愚呂兄にだけはなりたくないですね。
中観的にみたお金の役割とは
空観だけでは生きる意味を見失うし、仮観だけでは戸愚呂兄になります。
そこで中観的な視点を持ち、「価値は有るかもしれないし、無いかもしれないのを分かった上で、仮の役割を使っていく」というのがというのがニュートラルな価値観なのかな、と思います。
行ったり来たりするのは面倒だけど、バランスよく生きるってそういう事みたいです。
大分長くなってきたので、parts2へ続きます。
次回のテーマは、
- ゴール設定と、パラレルワールドの移行方法
- AIが人類を滅ぼすか否か
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