感覚をつかむ、みがく Selpit(セルピット)

自分が感じたこと・色んなことを研究するブログ

一度立ち止まってみれば?の意味

立ち止まることも大事だよ

近所を散歩してるときに突然降りてきた言葉。安く使い古されて、分かるようで納得できない何の意味も持たなくなった言葉だ。

でも、夏のエネルギーをパンパンに蓄えた雑草たちが風になびいている姿を見て、その言葉の意味を悟った。

ありのまま、何も考えず、逆らわず、身を委ねる。盛大で、静かで、豊かで、何も考えてない。現実じゃなくて、忙しい内側をとめるんだよ。

私はいつもあくせく焦っていて、焦ったら焦ったまま、怒ったら怒ったまま、悲しい時はどんよりしたまま、感情が湧き出すそのままにやるべきことを急いでやる日々だった。

山積みのタスク、次から次にくる仕事、無理難題をふっかけてくるクライアント。
早くやらないと忙殺されてしまう、怒られて、晒されて、首にされるかも!
休みながらやるなんて許されない。

私の頭の中はいつも大忙しで、死にそうだった。ムカついてムカついて仕方なかった。私は嵐のなか障害物をよけながら真剣に踊るピエロようだった。

立ち止まってみれば?

は?提出日に間に合わないんですけど?今日も別件のミーティングで新しい案件入るし、早く終わらせないと次々くるじゃん!

その忙しない思考を止めてみれば?

いや、止まんないよ!次から次に案件がチャット入るし、止められないよ!

内側が世界に現れるんだよ?

もー!うるさいよ!じゃあどうすればいいの?仕事ほっぽり出してコーヒー飲んでればいいの?催促の連絡も無視して、まだ終わってませーん!って返事すればいいの?社会人として、あり得ないでしょ!査定に響いたらどーしてくれんの?止まったら、たぶん死ぬ。

私はとても忙しくて怒りで溢れていてやるせなかった。ずっとずっとスピードを上げて、猛スピードでぶっ飛ばし続けた。

私が一番頑張らないと…大変なことになるって信じてたんだ。

結局、その会社は辞めた。

前の会社も同じような理由で辞めた。

自分で上げ切ったスピードに追いつけなくなって、これ以上走りたくなかったから辞めた。

私に必要だったのは、

現実じゃなくて、内側を止めること。

いつも上手く止まれなくて、辞めて休むって方法しか取れなかったけど、もし休まずに突っ走ってたら、死んでたと思う。

今またそのタイミングが来てて、何も手につかないし、上手くいかない。

頑張ってるのに上手くいかなくなってます。

だからこそ、諦めて何も考えない、手を尽くさない、努力しない。のんびりする。

立ち止まることは凄く怖いことです。

でも、今日は立ち止まってみました。

ありのまま、何も考えず、逆らわず、身を委ねる。盛大で、静かで、豊かで、何も考えてない。