これから迎える皇の時代は先祖からの信号は消えていくということですが、先祖が人生を謳歌して亡くなった方は、自分の人生を好きに生きれると思いますが、「もっとこうすれば良かったのに…」と思うような亡くなられ方をした場合は、その方のカルマを引き継いでいる可能性もあります。
私の場合は母方の祖母です。
生前の祖母は、友人もおらず一人で田んぼや畑を営むのが好きでした。
しかし同居している母とは不仲で、田んぼ帰りに土を払わず入ってくるので廊下を土まみれすることや、トイレを流さないことなど、衛生面の不一致でいつも母はキレていました。その影響で私も祖母のことが好きではありませんでした。
祖母の死後、母が初めて語った祖母の姿
棺桶の中、化粧を施された祖母はとても美しい死に顔で、「おばあちゃん、こんなにきれいな人やったんやな」と母がつぶやきました。
「おばあちゃんは本当は天才だった。
若いころは一人で大阪まで手芸用品の仕入れに行って家で売ったりしていた。
葬儀に来てくれた叔母さん達も「姉は頭がよくてお洒落でいつも人気者だった」と思い出を語っていれたけどね、お祖父ちゃんがね、そういうのを良く思わなくて全部抑えつけていた。」
母が知る祖母の面影と私の知る祖母は随分かけ離れていました。
私はその話を聞いて、胸が締め付けられるような気分になりました。
祖母を抑えつけていたという祖父は私が幼い頃40代半ばの若さで亡くなっています。
母は祖父の事が大好きだったので祖父の悪口を聞いたことはなく、初めて祖父の負の部分を知りました。
祖父の死後40年以上もの間、幸せに生きることを諦めていた祖母に、天才の片鱗はありませんでした。祖母はとても太っていたし、お洒落にも無頓着でいつも着古した服を着ていて、親戚付き合いもなく、人気者とはかけ離れていました。
祖母が今日夢に出てきました。
夢の中で私は家が無く、祖母を頼りましたが祖母の家は木造アパートの2畳ほどの小さい小部屋でした。
まるで寝台列車のような寝るだけの部屋。祖母は私を見もせず無言で扉を閉めました。「これは頼れないな」と思い、私は祖母に頼るのをやめて出ていきました。
夢から覚めて微妙な気持ちになりながら、これは夢ではなくて、霊界での祖母の姿なんじゃないだろうか…そんな気がしました。
しかし死んで霊体になったら物理次元から解放されるので、もうちょっとマシな世界を生きれるはずです。
それでもあんな狭い狭い世界に閉じこもっている祖母の意識体は、生前の我慢や苦しみを未だにリアルに感じているのかもしれません。
私は、夢の中の祖母に幸せになってほしいと願いました。
狭い狭い、寝台列車みたいな狭い所にいて良いと思わないで欲しい。
もっと理想の家や生活があって、願えば叶う世界にいるんだって知って欲しい。
イメージの世界でこそ幸せになれるはずだ。
なぜイメージの中ですら閉じこもって幸せを探そうとしないの?
これって、自分にも言えることです。
実は私もずっと家に引きこもっていて、キノコ生えそうになっています。
お洒落もしてないし、化粧も全然してません。
これがラクだからいいんだって思ってたけど、ラクだけど楽しくはない。
自分が、おばあちゃんのやり残したこと(才能や可能性)を一緒にやらないといけないのかもな…と感じました。
明日からはお彼岸ですね。
春の彼岸は春分の日を中心とした前後3日間です。
皇の時代は先祖からの信号は消えていくということだったので、
先祖についてよく考えることも無かったのですが、この機会に手を合わせて気持ちを伝えてみたいと思います。
具体的には分からないけど、お婆ちゃんにはもっと明るい世界を生きて欲しいって思っています。私はおばあちゃんのような手芸や植物を育てる才能はないけど、やりたいことで一緒にできることがあればやらせてください。
母方の家族というのは父方よりも影響が強いそうです。
ですから、祖母が夢に現れたというのは偶然ではない気がしています(^^;)
お婆ちゃん孝行というか、自分の為です。
あんな所に自分の縁する人がいて欲しくないんですよね。生前は誤解があったけど、共に暮らした家族には死後も幸せでいて欲しいです。
ご先祖様がやり残したことをやるとは
今までの祖の時代の先祖のカルマの引継ぎは、稼業を継ぐとか家を守るとか難しいことだったと思います。(ですので先祖も人を選んでいたと思います)
ですがこの時期のカルマの引継ぎは、
先祖のやり残したこと=幸せの具現化・才能の引継ぎ
だと思います。
重たく考えなくて大丈夫で、私の場合だったら
- 人付き合いを楽しむ・楽しい人間関係を望む
- 自分の才能や特技を自覚する
- お洒落を楽しんでた気持ちを思い出す
- とにかく明るい人生にしたいと願って行動する
こういう程度でいいと思います。
先祖供養はイメージの中で光を送るのも有効
例えば、おばあちゃんに一人でいて欲しくないので、お友達と笑っている姿をイメージしてみました。
その中でおばあちゃんが一番楽しくて幸せだった時の姿になって欲しいと伝えると、10代の中学生ぐらいの姿をみせてくれました。見たことないはずなのに、セーラー服に黒髪のおさげ姿がリアルにイメージできました。
若いころのおばあちゃんは、折り紙や手芸が得意で、男の子としゃべるのが好きで、妹にはちょっとおどけた表情を見せる憧れのお姉さんで、笑顔が素敵な女の子でした。
おばあちゃんの本当の姿を見て、私は癒しの涙がこぼれました。
そうか、そうか、良かった…。
菜の花が咲き乱れるような明るい春の世界で幸せに暮らしてくださいね。