職場の人間関係に悩んで転職を考える前にチェック
聞きたくなかった、同僚との給料格差に愕然
- 同僚の方がはるかに給料が上だった
- 自己評価の勘違いと、会社からの評価の低さにショック
- 会社への恨みとモヤモヤで仕事に集中できない
これ、実際に自分に起こったことなんですが、どうしようもない事でモヤモヤして頭の中や心が不愉快になった時、認知行動療法の手法を取り入れたノートブックのワークで心と頭をすっきり整えることができます。
私が良く使う簡単なノート術の手法を紹介します。
それは、認知行動療法という手法を使ったノート術です。
まず、認知行動療法とは
認知行動療法では、自動思考と呼ばれる、気持ちが大きく動揺したりつらくなったりした時に患者の頭に浮かんでいた考えに目を向けて、それがどの程度、現実と食い違っているかを検証し、思考のバランスをとっていきます。
- 事実
- 感情
- それに紐づいて出てくる自分の思考(瞬間的に思ったことや考え方)
これらを3つに分けて、紙に書き出すという手法です。
主に心理カウンセリングで使われていますが、治療が必要な人だけでなく人間関係に苦しむ全ての人に使える自己分析ツールです。
最大のポイントは、事実と考えと関連する過去の出来事を一緒にしないこと。
女性はやりがちですが、関連付けないことが重要です。(私もよく失敗します)
そして、必ず思考の落としどころと、前向きな行動指針になるように考えを改めることを目標に思考と仮定を掘り下げていきます。
【悪い例】事実と感情と思考がごちゃ混ぜになっている
例)同僚の方が給料が高いことが発覚した、自分だって前期から結果を出しているのに悔しい。上司は何もわかってくれない
このように、だらだらと文章化すると何が問題が分かりにくく、被害者意識終わってしまうために、何の解決にもなりません。
事実と感情と思考を分けて書いた例
事実:同僚の給料を聞いてみたら、総支給額が38万だった。自分は30万である。
感情:悔しい、許せない、怒り、憎しみ/100(強く感じるほど100に近い数字を書く)
思考:どうして自分がアイツより評価が低いんだ。仕事のレベルに差があると思えない、残業だって誰より頑張っているし、後輩の指導も親身にやっているはずなのに…!
そこから出てくる解釈(原因を探る)
仕事のレベルは変わらないが、彼の方がややこしいクライアントの対応を一手に引き受けるなど営業的な才覚は社内外に向けて優れていた。
何より上司とのコミュニケーションは彼の方が上手く取れていた。上司も所詮人間、仕事が出来るだけの人間よりやりやすい部下を評価するのは当然だろう。
それが組織というものだ…。
自分ができていたこと
- 難易度の高い仕事でクライアントから評価得ていた
- 後輩の指導にすすんで面倒を見ていた
- チームメンバーが困っている時には声掛けをして協力した
自分が変わらないといけないこと
- 上司と敵対的なコミュニケーションをとっていた
- 分かってくれないと拗ねていた
- 上司に対して協力的な態度を取らなかった
自分の意思の方向性を再確認する(それでも、どうなりたいのか)
- チームリーダーとしての資質を伸ばしていきたい
- 30代のうちにマネージャーへの昇進も視野に入れたい
そのために今の上司から学び、上に気に入られる態度も身に着けて敵を作らない努力をしないといけない。
こういう風に現実と感情を分解して考えることができれば、原因が論理的に解釈できるようになります。
しかし、最初の「事実と感情と思考がごちゃ混ぜになっている例」のままにしておくと、相手のせいにして終わってしまうんです。
なので職場が嫌で転職しても同じことを繰り返してしまいます。
また、自分が出来ていること、変わらないといけないこと、も分けて考えると現実とのギャップにも気づきやすくなると思います。
そのギャップが自覚できれば、よっぽど頑固でない限り変わるのは簡単です。
やるべきことがみえますからね(^^)
思考を整理した結果、転職を選ぶ場合
それでも気持ちを切り替えられない場合や、今の仕事内容に興味を持てないと気付いた場合は、転職のための計画を立てるなど、具体的な解決策が変わってきます。
その場合は、自分のキャリアパスを明確にしたうえで転職エージェントに相談に行くのがおすすめです。
ハロワやネット広告で自力で探すより、エージェントに登録した方が絶対にいい仕事が見つかります。
事実、20代で年収500万以上もらってる人がいる
転職するときは、今より良い条件の職場に挑んでください!
転職時に自己評価を低く見積もって「こんなもんだろう」では損します。
気負う必要はないけど、必ず「こう在りたい」を見失わずに前向きにチャレンジしてください。
東京・大阪・名古屋などの都心部は有名どころがおすすめです!
特にエンジニアやIT技術系(WEBマーケ)の方なら、大卒とか関係ない時代になりました。
ほんとに若くして給料高い奴多いので、みんな高収入にチャレンジだけでもしてほしい。
転職エージェントに行く前の心構え
自己認識や目標が明確になっていると、エージェントが紹介してくれる会社の質は格段に上がりますよ。
逆にぼやけていると「この人微妙だなー」と判断されて誰でも出来そうな仕事しか紹介されません。(経験者は語る)
登録さえすればいい仕事紹介してもらえるような甘いもんじゃないので、今の職場を辞めるしても辞めないにしても、「自分の方向性」を再確認したうえで、キャリア相談に挑みましょう!
以前は統合ワークにも取り組んでいたのですが、こういう具体的な手法の方が私には合ってるみたいで、周波数を手放すより思考を書き出して整理した方がすっきりします。
モヤモヤが抜けると意識の方向性がはっきりして、「自分はどうなりたいのか」が明確になるんです。
人それぞれ価値観は違いますから、過去の記憶や歪んだ認知に惑わされず「自分の在りたい方向性」を見定めてアクションプランを組み立てていくとより良い人生の選択ができると思いますよ(^^)
認知行動療法についてのそのほかの記事はこちら
#自己分析 #思考整理 #CBTワーク #認知行動療法 #人間関係