1ヶ月ぐらい前に会社の昼休みにネットで見てた映画の記事。
この映画の実写化と、次回作(とある遺跡で一人ぼっち?の少女が偶然流れ着いた人々との交流を描く的な物語)の特報のニュースだったんですけど、アニメ版「心が叫びたがってるんだ。」の過去のトレーラーを見て、ずっと見たかったんです。
そしたら、昨日寝て起きてテレビつけたら偶然やってて、感動しました。
これ見たかったやつや〜!シンクロ!
成瀬順の心の叫び
自分の言動のせいで両親が離婚してしまった自責の念により、まともに話すことが出来なくなった主人公。その気持ちをミュージカルのストーリーと歌に乗せて登場するシーンは感動的。
「私のおしゃべりのせいでみんなが不幸になる」
「みんな私のおしべりがなくなれば幸せになれる」
周りの人はみんな知っている。そんな事はない、それは誤解だよって。でも小さな心にできた傷は外の世界に出さなければ癒される事はなかったんだなって思いました。
自分で許せなかった心の傷を素直に見せた時、本当に分かってほしかった人との確執が溶けていくシーンは込み上げてくるものがありました。
成瀬親子の母娘の確執がほどけていくシーンは地味だけど山場
「私のおしゃべりのせいでみんなが不幸になる」
「私のおしべりがなくなれば、みんなが幸せになれる」
娘の心の歌を聴いて、「私はそんなこと願ってない…」って涙が溢れたお母さん。
本当にそうだと思う。
でも過去は取り返せない、謝ることも許すこともできない。
お母さんも苦しかったんだなあって思いました。
でも、娘が話さなくなった本当の理由、苦しみと、自責の念を知って、お互いに深いところで許し合えたのだと思いました。
どんなに憎み合っても、確執があっても、
本当はみんな、みんなに幸せでいてほしいんだよなあ。
一番好きなセリフ「ミュージカルには奇跡が起きる」とっても素敵です。
この物語、私にとっては「母と娘の物語」でした。
母には分かってもらえない、理解されない。
私のことを決めつけて叱らないで、本当の気持ちを分かってほしい。
自分の根底にある悲しみが上がって来た。
ただ、分かってほしい。
お母さんが好きで、いっぱい頑張ってきた、いっぱい我慢した、
認めてほしかった、でも出来ないこともいっぱいあった、
憎かった、愛してた、寂しかった、怒られて怖かった、悲しませて苦しかった。
全部全部愛してるから起こったこと。
分かってほしかった。