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感覚をつかむ、みがく Selpit!

本・映画のレビュー・自分が感じたことを書く日記

絶望好きの 絶望嫌い

おやすみプンプンという漫画を一気読みして、昔の自分の恋愛を思い出して絶望してました。

ヒロインの愛子ちゃんを見てると、幸せに出来なかった昔の自分と被って見えて、余計可哀想で泣けた。

気になる人がいて、止められなかった

ふたりで会うようになったきっかけは忘れた。私から好きになって、彼からデート誘ってもらうように頑張って誘導したと思う。

彼には同棲してる彼女がいて、その人と別れるって話を聞いたとき、チャンスがクラッカー打ち鳴らしながらやって来たのかと思った。

彼とふたりで初めてご飯いったときも、彼女との馴れ初めやら現在に至る理由を聞いて、これはもうお別れ確定ですよと浮かれてたんです。

晴天の霹靂ならぬ、突然のアラーム音

「あの人には、もう次の人おるから。」

共通の知人から聞かされた事実。彼には既に次の彼女がいるらしく、つーか同棲彼女と別れる前から浮気してた2年もののセカンド彼女がいて、この度その方が目出度く昇格されるとのお知らせを聞かされました。

後日、彼に事実確認を取り、それでも諦めきれない自分の気持ちを告白するも「そういう訳だから付き合えない」とあっさり振られちゃったのです。死ね。つーか死にたい。

夢から覚める時はいつも乱暴に起こされる。

それなのに、夢は終わらしてくれなかった

鳴り止まない着信音。

アイツは私のことカッコよく振っておきながら、これまでと同じように毎日ラインしてきました。おはよう、おひるだよ、おやすみ。

あのさー、あんたさー、別にいいけど。

彼に未練満々の私に断る力はなく、またふたりで会うようになりました。

毎日毎日ライン、二日に一度は会いに来る彼。

現実味を感じられなかった私はどこか冷めていて、他人事のようにそのシーンを見ていました。

どうせ夢ならとことんやってやる

ある日、ふたりで海に行く約束をしました。

待ち合わせの駅では程よい距離感でいたくせに、遠く離れた駅に着いた途端、彼は私の手を取って恋人つなぎ。繋ぐなら最初から繋げよな。

8月、盆前のシーズンが終わったビーチには殆ど人がいませんでした。海を眺めて、海岸でウフフってなる私たちは、流行りのアホみたいな恋愛映画みたいで、こんなキラキラした舞台が現実に起こることに感動しつつも、この映画は間も無く終わることは分かっていました。

私たちは、夕暮れの海で初めてキスして、その日の夜に結ばれました。ちゃんちゃん♫

絶望への逃避行

その日を境に、可愛い青春編は終了し、地獄編に突入します。

私の彼への依存度が急上昇し、仕事も盆休みに入ったこともあって、ほぼ毎日一緒に過ごしていました。

私は彼を離したくなくて、めちゃくちゃにしたくて、首締めながらセックスしたり、首を絞めさせたり、途中でやめて最後までイカせなかったり、とにかく苦しめたかった。

それでも彼の誕生日には、夕方には解放してあげました。

セカンド本命女が甲斐甲斐しく手料理作ってるのを想像して、いそいそし出した彼から「もう帰るね」なんて聞きたくなかったから。

彼と最後にデートしたのは京都。

あの時の私は、当時の写真を見返しても自分史上最高に可愛かった。特にその日はヘアメイク全てに於いて完璧に仕上がってました。それが今となっては余計に虚しい。

着いたのは、不倫の名所として有名な某神社。不倫なんてと散々馬鹿にしていたのに、まさか自分がそのカップルの一員としてやって来るとは。因果応報、言葉には気をつけないといけませんね。他人をけなす者には相応の経験が巡るようです。

因みにこの神社は、丑の刻参り発祥の地でもあります。ふたりの終焉の地にぴったりではありませんか。

彼にぴったりくっついて歩く私の心は闇しか見えません。

絶望にしか見えない。

絶望にしか行けない。

何でこうなったの?

自分がどこにも居ない。

心許なくて、軽薄な彼の手に縋るしかない不幸。

恋愛物語のエンドロールが流れ始めてる。

どろどろどよどよとした終末感。

絶望は長く続かない

9月に入ると、彼は突然会いに来なくなりました。私が生理で会いたくないって言っても押しかけてくるぐらいだったのに。

不思議に思ってると例の知人から、彼はやっと同棲を解消して、次の彼女との同棲を始めて年内に入籍するらしい、と聞きました。

この知人も何の采配でいちいち報告してくるのか不思議でしょーがない。

その後、私から終わりを告げ、彼から話がしたいと言われ、直接謝られました。

お前の世界に無理やり巻き込んでこっちは大怪我だよ。なに自分だけ終わりを見越した幸せな終わりに持っていこうとしてんの。絶対に許さない。許さない。

それでも縋り付きたかった私、それを突き放した彼。

このくそ恋愛物語はようやく終わって、耐久性ゼロになった私は、辛くて仕方なかった会社も辞めちゃった♫あはは

あの絶望は本当に夢だった

その後、彼と行きつけの店でバッタリ会ったりして、中々縁が切れなかったけど、私は目も合わしたくなかったし、誰にどう思われようと分かりやすく無視し続けました。

道端で偶然会うこともあって、そのたびに意味不明なラインが来たりしてましたが、私はブロックすることもなく既読スルーだし、たまにビックリするぐらい冷たい返事をしたりしました。

もう1ミリも心動かない。

何だったんだろうあの日々はと思う。

あれからもう三年も経つのに、鮮明に思い出しちゃった。

んで、プンプンの話に戻るけども

プンプンと鹿児島の海で、絶望を見ながら笑顔で振り向く愛子ちゃんは、あの日の私にそっくりなんです。

愛子ちゃんは、あの時の儚い自分だったし、愛子ちゃんを守れなかった情けないプンプンも私自身と重なります。

絶望から救われたかった私と、絶望に進んでいく私。余りにも自分が可哀想な境遇だったから、可哀想な私を知って欲しかった。

でも、もういいかな。

本当は可哀想じゃないし。

愛子ちゃんは死んじゃったけど、私は絶望を乗り越えて生きてるんだから、自分で自分を守ってあげようと思いました。