東京喰種(グロ注意です)
グロ系は苦手だけど、趣味の合う人から面白いと聞いていたので見ました。
主人公の金木君の良い子ちゃんな性格にはイライラしましたが、他のキャラクター達が魅力的かつ、徐々に成長していく金木君にも期待が高まっていく感じが少年漫画っぽくて良いです。
ですが、私には気になって仕方ない部分があります。
この漫画から切っても切れない最大の暗部が「拷問と人体実験」なのですが、そのテーマの影からチラチラすごい気になる感じで浮きぼってくる存在があります。
それは、ナチスによるホロコーストの一環、
ユダヤ人への非人道的な人体実験を主だって行なっていたある医師の存在。
その人から強烈にインスパイアされる感じがウザいぐらい臭います。
嘉納教授のモデルって、死の天使ことヨーゼフメンゲレ医師でしょうか。
キモいです。エグいです。どっちも大嫌いです。
夢に出てくるんだけど。
メンゲレ医師はナチス統治下時代に実在していたマッドサイエンティストで、双子に異常な興味を持ち、健常者の双子をつなぎ合わせてシャム双生児を模造したとか、金木君さながらの拷問実験の数々を行なっていたそうです。
さらに恐ろしいのは、ナチス崩壊後、メンゲレ医師は南米に移住したそうですが、彼の住んでいた周辺地域における双子の出生率が異常に高まったという報告が残っていることです。
彼は大好きな双子の大量生産に成功したのでしょうか。
もう怖すぎます。
ロシアにも同じくマッドサイエンティストと呼ばれた医師が存在していましたが、彼は犬をつなぎ合わせた実験をし、後にその技術が心臓移植手術の基盤になったと言われています。しかし、メンゲレ医師の手術による臨床例の功績は情報として上がってこないので、実験と称した遊びだったのかもしれないですね。
この二人のキャラクターがモロ被りな感じがしてるのは、私だけでは無いはず。
東京喰種はめちゃ面白いです。
そして、精神に負うダメージ(精神汚染度)が半端ないです。
こういう生理的嫌悪感を含む残虐さって、油断すると持って行かれてしまう魅力を持っているのだけど、大っ嫌いだなと自覚しました。私ピュアやから夢に出てくるねん。